山本俊樹の筋肉が凄い!パワーリフティングのトレーニングを解説します。

山本俊樹さんをご存知でしょうか?

ALSOKに所属する重量挙げのオリンピック選手です。

オリンピック競技の重量挙げの種目といえばスナッチからのクリーン&ジャークで床においてあるバーベルを頭上まで落ち挙げる動作です。

百数十キロ~二百キロ超の重量を持ち上げるわけなので、どのように力を使うか?タイミングよくバーベルの下に体を潜り込ませるなどテクニックともにパワーが必要となる競技です。

私も柔道部のころに真似してやってみたことがありますが高重量になればなるほど難しいですよね。当たり前ですけど。

そんな、重量挙げのオリンピック選手である山本俊樹さん、ダルビッシュ有選手にもウエイトトレーニングを指導したことがあるとか。

重量挙げだけではなく、パワーリフティングの競技、ビッグスリーの挙上量もとてつもないです。

本日は、山本俊樹さんのトレーニングについてみていきたいと思います。

山本俊樹とは?

山本俊樹さんはさすが体を鍛えまくっているということもあり、筋肉が本当に美しい。ちなみに、山本さんといえばスクワットですが、フルスクワットで300kgぶち上げてしまうほどの兵です。

フィジーカーでも200kgとかはたまに聞きますが、ここまでヘビーな重量を挙げられる次元になるには筋力、テクニックのいずれも大きなブレイクスルーが必要になるのかもしれません。では、そんな山本さんのプロフィールについてまとめてみました。

山本俊樹のプロフィール
名前 山本俊樹
身長 ?
生年月日 1991年9月8日
階級 85kg級
所属 ALSOK
挙上量
・スナッチ158kg
・クリーン&ジャーク202kg
・スクワット300kg
・ベンチプレス130kg
・デッドリフト260kg

このようになっています。ビッグスリーを見ると全体的に挙上量は大きいですが、重量上げても使う、スクワット、デッドリフトの挙上量が大きくなるのは自然なことです。大胸筋よりも足腰の力を重視しますからね。そんな、山本さんが普段から行っているトレーニングについてみていきたいと思います。

山本俊樹が行っているトレーニングを勝手に解説します。

1.ケーブルカール

ケーブルカールで上腕二頭筋を鍛えこんでいますね。収縮した上腕二頭筋が大きく盛り上がっています。その上には太い血管が浮きあがっています。腕囲40㎝オーバーしているのは言うまでもありませんよね。また、フォームも非常にきれいで力の入れ方も上手に思えます。

その理由はケーブルを引くときに、しっかりと肩が落ちている。ボトムポジションからスタートポジションも上腕二頭筋から力が抜けない範囲内でトレーニングを行っていますから、負荷を逃がさない高度なトレーニングができていると考えられます。

2.ラットプルダウン

ラットプルダウンで100kgの重量を持ち上げています。プレートはマックスです。体を後傾して重量を持ち上げていますが、それにしてもこれだけの重量をここまですいすいと持ち上げられるのはなかなか難しいでしょう。

また、グリップの端を握っているので三角筋の後部にも効かせていますね。僧帽筋、三角筋、広背筋、この三つの筋肉を使っています。

もちろん、パワーリフティングの世界で活躍する選手で高重量のウエイトを持ち上げています。そういったことからも握力は強いのでしょう。ストラップやパワーグローブはつけずにトレーニングを行っています。

3.アップライトロウ

重量を80kgに設定して、アップライトロウを行っています。多少肩が上がっているようなのでおそらく僧帽筋にも負荷をかけていると思います。僧帽筋、三角筋、いずれも鍛えることができるおすすめなトレーニング種目です。特に、肩を強くしたいのならメニューの一つに取り入れてみてはいかがでしょうか?

4.バーベルうさぎ跳び

重量はそこまで重くはないはず。おそらく、20kgぐらいでしょうか。これを肩に担いでうさぎ跳びを行います。ウエイトの負荷をかけるということと、伸縮力を高めるプライオメトリックと、二つの要素がございます。

スクワットのように太もものパワーを向上させるということでは不十分かもしれませんが、重量挙げのように重りを挙げるだけではなく、そこにプライオメトリックの要素が必要となってくる競技にはこういったトレーニングはとても有効です。

まあ、筋肉を鍛えて作りこんでもそれをどのように使うかが重要。そういった意味ではこのような身体能力を向上させるトレーニングは重量挙げの選手でなくてもトレーニングの一つとして取り入れておいておも良いかと思います。

5.ボルダリング

あえて足を使わずにボルダリングを行っています。通常、ボルダリングであれば、手足を使って壁に体を密着させることで無駄なスタミナの消費を避けます。握力に負荷を乗せているとそれもスタミナ消費の原因になりますからね。

しかし、このやり方を見ているとあえて握力に負荷をかけているように思えます。握力、腕の力だけで登る。つまりは、腕を鍛えるためにあえて行っているのでしょう。それにしても、リズミカルに素早く送れなく登れていますね。

6.クリーン&ジャーク

クリーン&ジャークを130kgで行います。動画ではものすごいスピードで何度も行っています。本番では200kg以上の重量を挙げる訳なので、もしかしたらこれは軽い準備運動のようなものなのかもしれません。

クルーン&ジャークはバーベルを鎖骨のあたりまで持ち上げる種目です。デッドリフトの延長線上にあるといってもよいでしょう。

それは、デッドリフトは腰の高さまでですが、そこから加速度を挙げて全身の力をフルに活用して鎖骨まで持ってくるからです。もちろん、バーベルの下に入り込むなど、高度なテクニックは必要となりますが、筋力が強くないとできる種目ではありません。

7.デッドリフト

そして、もちろん、ビッグスリーにも入っているデッドリフトもトレーニングとして取り入れています。これはどれぐらいの重量なのか?公開はされていないようですが、かなりの重量だと思います。流石にここまでの重量になるとリストストラップは必須になるでしょうね。

8.バーベルスクワット

これ何キロですか?というぐらいプレートが大量に刺さっています。バーもものすごい曲がっていますね。流石、公式記録ではありませんがフルスクワットで300kgの記録を持っているだけありますよね。

以上、

山本俊樹選手のトレーニングについて解説させていただきました。もちろん、ほかにもいろいろなトレーニングは実践されているでしょう。ただ、いろいろなブログや動画をみたところ、どちらかといえば、幹を鍛えている感じがします。

それもそのはず。重量挙げやパワーリフティングの競技で好成績を残すには、腕などもともと筋肉が細いところよりも、がっちりと太いところを鍛えたほうが確実にパフォーマンスが上がるからです。

重量挙げで使うのは、腕よりも、脚、腰です。ですので、優先順位的にはやはり、スクワットやデッドリフトになるのだと思います。

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