本日は体の周り、脇腹や横腹にこびりついた脂肪を落とす方法についてです。
さて、脂肪がついたら困る場所ってどこでしょうか?
メタボ体型の男性であればやはり下腹などが気になるところかと思います。
だけど、ジムに通うダイエッター、そして、トレーニーも意外に見落としているのが脇腹とか横腹なんです。
やっぱり、お腹をすっきりとさせたいとなると腹直筋の上に乗っている脂肪を落とそうと考えてしまいがちです。
確かにそれは間違いではありません。
下腹を意識するならリバースクランチなんかやっておけばよいと思います。
しかし、お腹の前面だけを引き締めても横腹、わき腹がおろそかになっていると座ったときにその脂肪が垂れ下がるのが残念です。
立っているとそんなには意識が行きませんが、座ると重力の関係で垂れ下がります。
だからこそ、お腹周りを引き締めたいとなれば腹直筋上部、下部、そして、腹斜筋まで鍛えておかなくてはいけないのです。
そこで、夏までにお腹周りをすっきりとさせておきましょう!
ということで脇腹、横腹を引き締める方法についてお話ししたいと思います。
何故、脇腹や横腹に脂肪が蓄積されやすいのか?

そもそも、どうして脇腹、横腹に脂肪が蓄積されやすいのか?
それには理由がありました。
例えば、太ももなどの骨格筋は男性であればそこまでたくさんの脂肪がつきやすいということもないでしょう。
それは、脂肪を支えるための筋肉が集中しているからです。
ところが、脇腹や横腹というのは内臓という大きな重りを維持する必要がありますが、それを支えるための筋肉が発達しにくいところにあります。
太ももであれば常に歩行運動を行うので筋肉も発達しやすいわけですよ。
ただ、横腹、わき腹はアバラ骨から骨盤をつなぐ斜めに動かすことのできる筋肉です。
ところが、日常生活において、腰を回転させる動作ってありますか?
普通に暮らしている限りであればほとんどそういうことはありません。
歩くときに多少使うぐらいでしょう。
しかも、そんなに可動域も稼げませんのでトレーニング効果はほぼありません。
ですので、意識しないとなかなか鍛えられない。
このような理由から内臓を支えきれず腹斜筋が圧迫される。
これによって脇腹、横腹にこびりついているお肉がはみ出す。
腹斜筋を強化できなければお肉が取れることもないので目立ってしまうのです。
脇腹や横腹にこびりついた脂肪が落としにくい理由とは?

前回の記事でお話ししたように脂肪にはすぐにエネルギー変換できる常備エネルギーと、緊急時のために貯蔵しておくエネルギーの二種類が存在します。
内臓脂肪を落とすのが簡単だといわれているのもそれは常備エネルギーのためです。
一方で、脇腹や横腹に蓄積される脂肪は「皮下脂肪」になりますので、緊急時に備えて蓄積されたエネルギーです。
そのため、ダイエットを頑張っても燃焼するのはそんな簡単ではないということです。
ところが、いくら皮下脂肪といえど、脚についてる脂肪であれば比較的すぐに燃焼されるのはなぜでしょうか?
その理由は、筋肉量が多いとか、代謝されやすいというのが理由です。
先ほどの説明からも腹斜筋は軽視されがちなので筋肉増強がされにくいのです。
逆に、腹斜筋を一生懸命鍛えている人が、有酸素運動、食事なども取り入れていればそこまで難しいダイエットではないのです。
結局、脂肪を代謝できる筋肉がしっかりとあるのか?
ここが重要なポイントです。
脇腹や横腹の周辺に蓄積された脂肪を落とすポイント

1.有酸素運動をすべきか?
有酸素運動はしたほうが良いか?ということですが、しないよりはしたほうが良いというレベルだと思います。
有酸素運動の消費カロリーは実際のところそこまで大きくはありません。
脂肪1kg落とすのに相当な時間がかかります。
2.筋トレはすべきか?
内臓が出っ張らないようにするために腹斜筋を鍛えておくことは有効です。
腹斜筋が強ければそれが支えとなるので出っ張りにくいという仕組みです。
さらには、脂肪周辺の筋肉を鍛えれば脂肪の燃焼効率を高めることができるのでダイエットに関しても効果は高いです。
3.食事は意識すべきか?
いくら有酸素運動や筋トレを頑張っていたとしても食事がテキトーだとダイエットは成功しないです。
なぜなら、ダイエットにおいて食事の比重が一番大きいからです。
確かに、有酸素運動で膨大な消費カロリーを稼ぐ人はいます。
たとえば、オリンピック選手とかですね。
有名なのは水泳オリンピック選手ですが、8時間も練習をするのでそこで消費されるカロリーは3000~4000キロカロリーといわれています。
普通の人がこれを真似しようと思っても時間もなければ体力もないです。
そもそも、彼らはダイエットのために行っているわけではありません。
効率的なダイエットを行うならば、できるだけ代謝を落とさずして太らない食事を行うべきなのです。
それと合わせて筋トレをすれば痩せないわけがありません。
結局、痩せない、痩せないといっている人も、糖質を明らかにオーバーしているか、カロリーを明らかにオーバーしている。
無意識にお菓子をつまんだりしているからなのです。
脇腹や横腹にこびりついている脂肪を効果的に落とすには?

1.ツイストクランチ
腹斜筋をねじりこむ腹筋運動の中ではかなりオーソドックスなトレーニング方法です。
畳一畳分のスペースさえあればいつでもどこでも実践可能です。
メリットは腹斜筋だけでなく腹直筋もしっかりと鍛えられるところですね。
2.サイドクランチ
腹斜筋をねじりこむ動作とはまた違います。
真横になって足を固定した状態で腹斜筋を収縮させるようにして体を曲げる。
普通のジムではあまりやっている人が多くはないです。
体をまっすぐに支えるときに軸を使いますから体幹も同時に鍛えることができます。
3.ニートゥエルボー
起立した状態でも行えますし、仰向けになってクランチのように実践することも可能です。
挙動としてはどちらかといえばツイストクランチに似ています。
しっかりと、腹斜筋、腹直筋の州萎縮を意識しながら行えば効果が高いトレーニングです。
4.有酸素運動
有酸素運動は脂肪燃焼効率が低いためおすすめしないとお話ししましたが、ある条件を満たすと代謝をものすごく上げます。
ただ、これも筋トレを優先したうでの話ですので。
それは、筋トレした直後に基礎代謝が上がったときに有酸素運動を行うのです。
腹筋した後に走るとお腹周りの脂肪が燃えやすくなるといいますが、そういうことです。
終わりに

いかがでしたか?
今回は脇腹、横腹に蓄積した脂肪をどうやって落とすか?
これについて解説させていただきました。
脇腹や横腹は内臓を支えにくい。だから出っ張りやすいし脂肪も付きやすい。
そのため、まず行わなくてはいけないのは、脂肪がついきにくい食事を行うコト。
そして、内臓が出っ張らないように、わき腹、横腹の代謝を上げるように腹斜筋をしっかりと強化しておくことです。
そのうえで頑張れるのであれば有酸素運動なんかも取り入れることで痩せることは可能です。
やっぱり、わき腹にお肉がついているとついていないとではボディデザインの見栄えも全く異なりますから。