デスクワークを基盤とする仕事が増えてきた現代ですが、営業職や飲食業、アパレルなど立ち仕事の職種はまだまだ非常に多いです。
座っているより立ち続けている仕事のほうが何となくダイエットには効果がありそうなイメージを持つ人が多いでしょう。
一体どれくらいの消費カロリーなのか、正しく痩せるために大切なこと、そして具体的なダイエット方法について紹介します。
ダイエット効果を高めて、仕事をしながら理想の自分の姿を目指しましょう。
立ち仕事の消費カロリーはどれくらい?

立ち仕事を基本としている人は、働き方にもよりますが座って仕事をしている人よりも人よりも確実に消費カロリーの量が多いです。なぜかというと、一分間の心拍数が座った状態よりも10回程多い分、心拍数が上がりやすくなるからです。
具体的に例を挙げると、1日8時間労働だとして、体重45キロの人であれば1日あたり約1,020キロカロリー、体重が60キロある人であれば1日あたり約1,360キロカロリーの消費量が見込めるのです。
もちろん、個人の基礎代謝量や日常生活レベルによって異なりますが、単純に立って仕事をしているだけで消費カロリーが大きいのです。
立ち仕事の中でも特に動きが大きいのはアパレルなのど接客業ですが、このような人たちは通常の立ち仕事で得られる消費カロリーよりもさらに消費量が多いと考えられます。特に意識しなくても、気付かない間に脂肪が燃やされているのです。
立ち仕事ダイエットの基本は正しい姿勢から

立ち仕事をしているだけでダイエットができるなんてとてもラッキーだと思いがちですが、立った状態の姿勢が悪いと腰痛に悩まされる恐れがある上に、痩せやすい体質にはなりにくいです。
ダイエットの基本はまず、正しい姿勢を意識することからです。背筋を伸ばすことが良い姿勢というイメージがありますが、伸ばしすぎると腰が反ってしまい腰痛の原因になります。
理想的なのは、背中を伸ばしてお腹に少しだけ力を入れて、かかとに重心を置いた状態で、地面と平行になるように意識してみましょう。
長時間立ったままでは膝に負担がかかりやすくなるため、膝を柔らかくして少しだけ曲げた状態を意識しましょう。
膝を曲げると言っても、周囲から見て明らかに曲がっているというレベルではなく自分の感覚として膝に遊びを持たせるイメージです。
このような姿勢が、長時間の立ち仕事をする上で正しい基本の姿勢です。
立ち仕事の合間でできるダイエット方法

姿勢を良くして立っているだけでもカロリーは消費できますが、仕事をしながらできもできる簡単なエクササイズを組み合わせるとよりダイエット効果が期待できます。
かかとを上げたつま先立ちの状態を数秒キープしてみましょう。
やることは単純にこれだけで、足を引き締める効果があります。
なぜなら、太る原因となる最大の理由は、むくみが原因と言われており、つま先立ちをするだけでふくらはぎのリンパが通りやすくなり、血流を促して代謝を促進させてくれるからです。
常につま先立ちをするのではなく、レジ打ちのときの空いた時間や、歩いて移動するときなど、気付いたときに実行してみましょう。
このとき大切なのは、つま先で立ちながらも良い姿勢をキープすることです。
お腹に少し力を入れることも同時に意識すると、美脚効果だけでなくウエストを引き締める効果も期待できて意一石二鳥です。
まとめ

ダイエットには様々な種類がありますが、仕事中の時間を使ってお金をかけずに無理なく健康的に痩せられる方法であれば、今すぐ実行できます。
ダイエットの基本は、まずは正しい知識を身につけることです。
知識が正確であれば、激しい運動をしなくても痩せることができるというメカニズムを意識することができます。無理のないダイエットは、立ち仕事をしている人にとって特権とも言えます。
仕事をしながら痩せられるという、効率良く理想的なダイエット方法を成功させましょう。