今日はお相撲さんについてです。
私も両国国技館で相撲を見たことがありますがテレビとは違い迫力がありますよね。前の席はチケットが高いですが、十分に座る価値があります。
「相撲なんて~。」と思っている人も多いでしょう。
私も初めはそー思っていました。
だけど、格闘技が好きな人なら相撲の面白さは理解できると思いますよ。
まあ、中には、「力士ってだたのおデブちゃんなんじゃない?」と思っている人もいるかもしれませんが、確かに脂肪は多いですが、実際あの脂肪の下には凄い筋肉が発達してます。例えば横綱千代の富士は力士の中でも体脂肪率は少なく、183㎝、126kg、体脂肪率10.3%程度だったそうです。
腕立て伏せを毎日500回もこなすほどで力士というよりは格闘家のような体型をしていました。しかし、千代の富士は脂肪をつけていなかっただけであり、ほかの力士だって、脂肪の下に筋骨隆々のヘラクレスボディが眠っているのです。
朝青龍だってベンチプレス200kgを持ち上げてしまいます。土俵から相手を突き落とす競技なのでどうしても体重が重たいほうが有利な競技です。そして、防御というコトからもたくさんの脂肪をつけておくわけです。そんな、力士の筋肉やトレーニングについてみていきたいと思います。
相撲が他格闘技で活躍できない理由
戦闘竜選手が総合格闘技に転身してそこそこの結果は出さ絵れていますが、曙選手はk-1だったり相当格闘技に転身しても良い結果を出すことができませんでしたね。自分の半分以下の体重の選手にkoされるなど…「痛々しいからやめてくれ。」なんて声もありました。格闘技よりもプロレスラーとして活躍されています。ただ、本当に相撲って弱い?使えないなのでしょうか?
k-1とは相性が悪い。
k-1は立ち技格闘技であり、ルールもいろいろとあります。パンチ、キック、膝蹴りを打撃として使うことができます。また、リングにはロープがありますから相撲の選手としては自分の技を思う存分に使えません。それこそ投げ技なんて使ったら反則になりますし、押し出すといってもロープで跳ね返されるので、そりゃ距離や間合いをとるのがうまいk-1選手からしたら力士は恰好の餌食意外の何物でもありません。
総合格闘技とも相性が悪い。
把瑠都は過去に柔道選手としても活躍されていましたので打撃さえ覚えれば総合格闘技でも好成績を残せます。その点が曙選手とは異なるところかもしれません。動きも比較的俊敏ですし、体重を活かし寝技に持ち込むのもうまいのでRIZINでは好成績を残すことが出来ました。
柔道や打撃が出来るという条件下であれば総合格闘技なら応用が利くでしょう。しかし、「相撲」という格闘技だけで総合で生き残ることは無理です。なぜなら、寝技に持ち込めたとしても何もできないし、相手の動きを封じることはできるでしょうが、何もしなければ注意をもらいます。
基本的に押す、投げるという動作しかないのでなかなかルール上の格闘技で活躍するというのは難しいだろうとういうのが格闘技・武術経験者でもある私の見解でございます。まあ、ハリ手一発で相手をダウンできればよいのでしょうが、なかなか難しいでしょう。。。
相撲が強さを発揮するのはストリートファイト
そもそも、土俵は土の上です。ロープやオクタゴンはありません。最初は土俵もなく平安時代、戦国時代にお偉いさんの前で力士が投げ飛ばし合いをしていました。なので、
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k-1や総合格闘技のルールはそもそも適合しないものだと思います。
では、逆に、現代日本の路上で、キックボクサーと力士が戦ったらどちらが有利か?僕は圧倒的に力士が有利だと思います。お互いの体重にもよりますが、200k以上もの肉の塊が突進して来たら、さすがにプロのキックボクサーや総合格闘家もそれをまともに受け止めることはできませんし、力士の頭突きはとてつもないものです。
潰されてアスファルトの道路に叩きつけられたらひとたまりもありませんよね。もちろん、これも技量の差でどうなるかは変わってきますでしょう。ただ、どっからどう考えても、ルール上の格闘技よりもストリートファイトのほうが力士にとっては有利な戦いだと考えられます。
まあ、いずれにしろ、体重も多い上に、脂肪の下にしっかりと発達した筋肉が作りこまれているという時点で弱いわけがないのです。ちなみに、武蔵丸はハリ手一発で1トンを超えたそうですよ。
力士の筋トレが凄いと思う事例。

朝青龍のトレーニング
片手で30kgのダンベルをハンマーカールで軽々熟し、その後は20kgの石桶をもって摺り足。しかし、これは軽い準備運動のようなもので、片手で80kgのカールを熟せたり、ベンチプレス200kgも挙上することができるというのですから、凄いとしか言いようがありません。
白鳳の初速
白鳳の立ち上がりからの初速は電光石火のごとく相手の力士に突進していきます。そのスピードは秒速4メートル。。。これはカールルイスのスピードをも上回るそうです。しかも体重150kgオーバー。150kgの塊がこんなスピードで突進されたらなかなか避けることはできないんじゃないでしょうか。
琴奨菊のセーフティスクワット
力士は下半身が強くないとだめです。常に体重が足にのしかかった状態で生活を送るので普通の人と比べれば圧倒的な筋肉量です。相撲を見ていても押し出しのときに力士は筋肉が隆起します。お尻、太ももこの筋肉の割れ目がマジで半端ないです。そんな中、たまたまYoutubeを見たのですが、琴奨菊がセーフティースクワット250kgをフルスクワットで持ち上げてしまいました。