豆乳といえば正しく活用することで美容健康と様々な効果を発揮できる健康食品でもあります。たとえば美容であれば、タンパク質を送り込む。イソフラボンの力により肌つやが非常に良くなります。豆乳を飲み過ぎてニキビができる。
という話しも聞きますけれども、砂糖入りの調整豆乳なのか?砂糖が含まれていない無調整豆乳なのかでその副作用は大きく変わります。当然砂糖は皮脂をたくさん出す副作用?のようなものがあるから要注意です。
さて、そんな豆乳ですが実はトレーニング後の栄養補給のサポーターとしても有効なのです。吸収速度は遅いものの破壊された筋肉へ栄養を届けるという意味ではトレーニングを終えたあとに飲むのは有効なのです。
私もトレーナーにアドバイスされたことなのですが、筋トレを終えた直後にプロテインを飲むのが面倒なら豆乳で代用することができると。そんな、豆乳ですがプロテインと混ぜて飲む方もいらっしゃいます。それについてはどうなのか?ちょっと書いてみたので参考までにご覧ください。
プロテインを豆乳割りにすることで得られるメリットとは?

1.アミノ酸の吸収率が良くなる。
これは牛乳でも同じことなのですが、プロテインを栄養価のある飲み物。脂質、タンパク質、炭水化物、ビタミン、ミネラルと一緒に飲むことでタンパク質単体で摂取するよりも吸収率が良くなるのです。
確かに、水と一緒に飲むことで余計なものを摂らなくてよいので減量するときには向いていますけれども、筋肉増強を狙うならアミノ酸の吸収率を高めることが効果的であると考えられます。
どんな栄養素にも共通していることなのですが、単体で摂取するよりもほかの栄養素と一緒に摂取するほうが吸収率を上げることができます。だからこそ、プロテインをあえて豆乳割りにするのは体作りという観点で考えたときにはおすすめです。
ついでに言えば、タンパク質、水、脂質、ビタミンC、鉄でコラーゲンになりますから美肌にも良いのです。理想的なのはプロテイン、豆乳、マルチビタミン、オメガ3を同時に摂取することでしょうかね。
2.タンパク質の摂取量を高めることができる
豆乳もソイプロテインのようなものです。スーパやコンビニに売っている200mlの紙パック1本で10グラムのタンパク質を摂取することができます。私のように植物性プロテインをベースにしているのであれば、プロテインの摂取量を増やせばいいじゃん。
と、なるかもしれませんね。確かにそれでもいいのですが、いろいろなものからタンパク質を摂取したほうが良いので、植物性プロテイン+豆乳でも意味はあります。逆に、ホエイ、カゼイン、エッグ、ビーフなど動物性のプロテインを飲んでいるなら豆乳を飲むのは良いです。
なぜなら、筋肉量増加とば別に健康的な食生活を送りたいなら、動物性:植物性=5:5にするべきです。ここで、動物性に偏り過ぎると体臭が酷くなったり、腸内環境の悪化など不健康な状態になり得ます。
このようなことからも、動物性のプロテインを摂取しているのであれば体をととのえるという意味でも豆乳などからタンパク質をとってみるのはおすすめです。
3.空腹を抑えることができる
豆乳ダイエットが効果的であるという一番の理由は何かといえば、やはり腹持ちのよさです。もちろん、豆乳のタンパク質が代謝を上げたり、イソフラボンのダイエット効果が作用したりするということもないことはないですが、
そーいうものは大きな効果は発揮しません。ダイエットで大きく効果を発揮するのはやはりカロリーコントロールです。ダイエットをされている人はプロテインを飲んで腹持ちをよくするという人も多いのではないでしょうか?
ホエイプロテインなど吸収スピードが速いプロテインだとあまり腹持ちがよいとはいえません。ですので、ホエイプロテインでもある程度腹持ちをよくするために豆乳を使って調整を行うことは効果的です。
4.美容健康に
豆乳はイソフラボンが含まれいるため男女関係なく摂取することで肌にうるおいを与えてくれる。女性ホルモンの代わりをしてくれるため月経時などホルモンのバランスが不安定なときに安定させてくれるといった効果も期待でいるとか。
しかし、女性ホルモンの替わりになるということは男性ホルモンであるテストステロンを低下させる要因になるから筋力増強を考えるなら飲まないほうが良いのではないかという見解もあります。しかし、個人的な経験としてはあまり考えなくても大丈夫だと思います。
私は実際にテストステロンの数値を測ったわけではないのでわかりませんが、体毛もどちらかといえば薄いです。年齢の割には髭も薄いほうです。外見的には多分テストステロンは少ないかもしれません。
まあ、ソイプロテインをガンガン飲んでいるのでそうなのかもしれませんが、それでも筋肉は普通についていますし、ベンチプレスもマックスで140kgは挙上しました。なので、豆乳を飲んでテストステロンが下がるかどうかを考える前にトレーニングメニューやタンパク質、脂質、糖質の摂取量を考えるべきです。
それに、普段からお肉を食べている人なら動物性たんぱく質も摂取しているということになりますからそこまで大きく影響しないのではないかと。3年ぐらい1日100gぐらいはソイプロテインを摂っていますが女性化したことはありませんから心配は無用だと思います。
プロテインを豆乳割りにすることで生じるデメリットとは?

1.消化吸収スピードの低下
消化吸収のスピードが低下することは、ダイエットにおいては非常にメリットではありますが、トレーニング直後となるとデメリットです。トレーニングを終えたら一刻も早く筋肉にアミノ酸を届けたいです。
そのため、ホエイプロテインを豆乳割りにしてしまいますと届くのが遅くなります。ですのであんまりおすすめはしません。もし、ホエイプロテインを飲んでいるのであればトレーニング直後は水割りでよいと思います。
ちなみに、私の場合は動物性のプロテインを飲んでいないので、植物性のアミノ酸サプリで吸収スピードを上げています。グルタミン、BCAAとかこの辺を飲んでいれば早急に栄養を届けることができますからね。
2.味の問題
どうしても豆乳が苦手という人は中にはいるはずです。そのような方がプロテインを豆乳割りにするのは酷ですよね。その場合は無理して豆乳割りにしなくてもよいです。水とサプリメントで飲むことで吸収率も上げられるので。。。
また、豆乳割りで飲む場合は第一前提として砂糖が含まれていない無調整豆乳をおすすめします。調整豆乳だと砂糖が多すぎるので吸収率は良いとしても太りやすくなります。それに血糖値が上がりますからあまり体には良いとは思えません。
3.がぶ飲みはNG
最後に、これはデメリットというよりかは注意点になりますけれども、流石にソイプロテインや豆乳を常識の範囲内で飲むのであれば体に影響は与えません。しかし、豆乳からよいと聞いたから1日に何リットルも飲むのはNGです。
実際、台湾で女性化した事例がありますのでがぶ飲みすることだけでは注意しましょう。目安としてはソイプロテインなら1日3回程度、豆乳ならば200ml推奨ですが、500mlとか飲んでも多分影響はないと思います。
このように、プロテインの豆乳割にはメリットとデメリットがあります。目的用途に応じて豆乳割をすればよいのか?水割りでよいのかなど使い分けていけばダイエットも肉体改造もうまく行くはずです。