本日は、
DJフィルモアさんこと、野本護さんについてです。
ベストボディジャパンに出場する選手の体つきをみると、「身体が大きい!」という感じよりかは、バランスの良い整った体つき?この辺は賛否両論あると思いますが、ただ単に筋肉をつけて体を大きくするという競技ではありません。
ですので、ボディビルダーのように100kgを超えた選手というのはあまり聞かないです。身体が大きな選手でも80kgとかその程度。しかも、そーいう人は大体身長が高い人。
逆三角形で肩を大きく、腕をそれ以下にする。足は細くても勝負ができる。そーいう競技ですからボディバランスは考慮して肉体改造を行う必要があります。
そんな、ベストボディの世界で活躍される選手の一人に、DJフィルモアさんこと、野本護さんがいます。
DJとしても有名人で、パーソナルトレーナーとしてプライベートジムで講師をされています。
さて、フィジークの世界でも好成績を残している野本護さんについてお話ししたいと思います。
DJフィルモア(野本護)のプロフィール

野本護さんのカラダはトレーニーのモデリング対象としてもおすすめ。どんなトレーニングをされているのか?その前に、簡単にプロフィールをまとめてみましたのでよかったらご覧ください。
ハンドルネーム DJフィルモア
身長 179.9㎝
体重 70kg
体脂肪率 4.4%
生年月日 1979年4月9日
出身地 神奈川県
大会戦績
・2017 NABBA WFF KOREA NOVICE FINAL sport model tall class TOP3
・2017 NICA ASIA CHAMPIONSHIP fitness model TOP3
・2015,2016 SSA OVERALL CHAMPION
野本さんは体重70kgでベンチプレスマックス152kgも挙げてしまうほど。魅せるボディで結果を出されていますから、もちろん、肉体改造には一切の妥協はありません。そんな、野本護さんのトレーニングについて勝手に語ってみます。
DJフィルモア(野本護)のトレーニングを勝手に解説します。
1.ベンチプレス

これは、トレーニングというよりかは、尻上げ、パワーフィフティングのやり方をしているのでマックス重量を更新するやり方ですね。ここまでの重量を挙げるとなると腰にも負荷がかかりますので、しっかりととパワーベルトを装着しています。
特に、こういった大きな重量を持ち上げるときに気を付ける個所は肩です。野本さんのフォームを見ているとしっかりと三角筋が大胸筋よりも落ちていますね。ここで、大胸筋よりも上にくると三角筋の関節を損傷するリスクが非常に高くなります。
ですので、もし、マックス重量とかチャレンジするなら肩の落としと寄せは意識しましょう。フリーウエイトの高重量はバランスもとりにくいし、左右不安定になりやすいので結構大変です。慣れないうちはトレーナーをつけることをおすすめします。
2.ドラゴンフラッグ

ドラゴンフラッグという種目ですが、腹直筋にネガティブを効かせるということでは腹筋の種目では最高クラスのトレーニングです。他の腹筋の種目をみると確かにここまで強いネガティブをかけられる種目はありません。
トレーニングにおいて重量なのはポジティブよりもネガティブといわれているように、これが、筋肉痛まで追い込むポイントでもあります。ドラゴンフラッグはかなり上級のトレーニングになりますから、出来る人、出来ない人に分かれます。
また、身体が大きいと腕で全体重を支えることも難しいと思います。もし、出来るのであればドラゴンフラッグを取り入れてみてください。始めたて頃は10回程度でも筋肉痛まで持っていけるかと思います。ポイントは腹直筋にストレッチを効かせることです。
3.ロシアンツイストハイパー

クランチベンチを使って傾斜を作ります。足を固定したらダンベルやプレートなどウエイトを抱きかかえて、体をひねり重りをサイドにもっていく。これを左右交互に行います。これは通常であれば床で行う種目になります。
ここで、野本さんはあえて、クランチベンチを使っているのは腹直筋に負荷をかけることを狙っているのだと思います。いずれにしろ、野本さんのようなバキバキな腹筋を作るにはこういった種目で刺激を加えていかない難しいのではないでしょうか。
多少割れているぐらいであればよいなら別にそこまで腹筋のトレーニングはしなくてもよい。というか、それよりも脂肪を落とせば出来上がりますからね。だけどここまでの腹直筋を作るにはストレッチだけではなくスクイーズの刺激も重要になりますからね。
4.バーベルスクワット

フィジークの選手で下半身を積極的に鍛えない人もいます。なぜなら、ボディビルダーのブーメランパンツのように足がしっかりと見えるようなものではなく、フィジークのハーフパンツは膝辺りまでかかるので太ももは評価の対象にはなりません。
つまりは、下半身を積極的に鍛えるよりも形の良い上半身を作りこんだほうが効率的ではあります。
とはいえ、下半身を鍛えることは筋トレにおいて必須課題ではありますので「鍛えておく」ことにおいて損はありません。それに足が強ければ他の種目の重量を大きくすることにおいては効果的です。
例えば、デッドリフトであれば下半身の強さも重要です。基本となる土台用のようなものですから積極的に下半身のトレーニングは行っていきましょう。
5.ディップス

ディップスは上腕三頭筋を鍛える自重トレーニングの種目です。野本さんの上腕三頭筋がプラスチックで作ったフィギアのように盛り上がりを見せてくれています。足首にプレートを付けて負荷を大きくするとか、工夫のやり方もあります。
ちなみに、リバースプッシュアップとディップスを混同される方もいますね。同じものと認識される人もいれば、全く違うモノだと認識している人もいます。
例えば、ディップスであれば平行棒につかまり腕立て伏せのように体を上下するような種目。一方でリバースクランチは逆の腕立て伏せと直訳できるように、フラットベンチなどに手をついてお尻を下すように腕立て伏せを行います。
まあ、あえてこれを別けるとすれば、大胸筋へも負荷をかけやすいのがディップス、バリエーションを加えても大胸筋に負荷をかけにくいのがリバースプッシュアップといったところでしょうかね。
6.バーベルプリチャーカール

バーベルカール45kgぐらいだと思いますが、結構重たいです。フォームをみると背中の立ちの力を使っていますので負荷の分散は行っています。ただ、それでも肩は落ちていますし、二頭筋には効かせられているのではないかと思います。
グリップの幅は狭いですが、幅を狭くするほどやりにくくはなります。もっといえば、肘を内側に閉めることで難易度は高くなります。よく、バーベルカールを行ってもあまり二頭筋に効かせられていないという人の話はききます。
だからといって、カールという種目は効かせられない種目なのか?というとそーではなく、二頭筋への負荷の掛けかたがわからないことが原因の一つにあると考えられます。ですので、この種目を行うなら重い重量にこだわるよりも効かせやすい重量を選定することが大切なポイントになるのではないかと思います。
また、重たい重量で10回以下、バーベルカールで行った後に、軽い重量でパンプアップを目的とした正しいフォームでカールで行うのもおすすめです。
当然、これ以外にもたくさんのトレーニングを実践されている野本さん。
インスタグラムにある参考になりそうなトレーニング種目をいくつか抜粋して解説させていただきました。
よかったら、野本さんのインスタグラムを一番最後に掲載しておきますのでアクセスしてみてください。
それでは!