どうもこんにちは!
ベストボディナビの佐藤です^^
現代人の生活をみると、食生活も考えさせられるところがあります。たとえば、ファーストフードやコンビニの弁当、インスタント食品ばかり食べている。これですと、いくらトレーニングを行ったところでなかなか良い結果がついてはいかないと思います。
結局、筋肉って何で出来ているか?
はい、タンパク質で出来ています。
そのタンパク質を摂取するためにはプロテインやサプリメントで補うことはできますが、それでもデタラメな食生活を送っているようではなかなか良い結果を残すことはできません。それと同じぐらい重要なのが睡眠です。
良いカラダを作りたいなら体を休めて休息をとることも重要です。それに、人間は眠らないと生きてはいけない動物です。それだけ睡眠というのは重要なものです。そこで、本日は水分不足だと筋トレにどのような悪影響を与えるか?
そんな話をしたいと思います。
睡眠不足な状態でトレーニングを行うとどうなるか?

一般常識で考えたときに睡眠不足な状態でトレーニングを行う時点でおかしいわけです。ただ、現代人は忙しいので睡眠時間を削っている人も多いのではないでしょうか?少なくとも眠気が酷いときにハードなトレーニングを行うのはお勧めしません。そこで、寝不足でトレーニングを行うとどうしてダメなのか?これについて書いてみました。
フルパワーが出せない
実際に、経験したことがある方ならご存知かと思いますが、寝不足で高重量のウエイトトレーニングをやっても挙上量が普段よりも下がります。寝不足の度合いにもよりますし、ウォームアップでしっかりと温めていればある程度まで伸ばせはしますが、それでもパフォーマンスは低下します。
普段、軽々100kgのベンチプレスを持ち上げることができたとしても、80kgでも凄く重たく感じてしまうとか。。。睡眠は体をリセットするための整理習慣の一つでもあります。そのため、眠いと感じている段階でそれは完全にリセットはできていないのでパフォーマンスは低下します。
ということは、十分に追い込むことが出来ないのです。本来100kgを持ち上げる強さがあるのに、寝不足により80kgしか挙がらないならやる意味もないです。80kgで疲労はするかもしれませんが、筋肉痛まで追い込むことも難しいですからね。
スタミナの消費が激しい
睡眠はゲームでいうHPを全回させる行為であります。しかし、それが十分にできていなければ少ししか回復できていないというコトなので、当然スタミナの消費も激しくなります。普段疲れないような挙上量で持ち上げてもすぐに疲労を起こしてしまうとか、場合によっては動悸、息切れ、頭痛なども起こしてしまいます。
もちろん、例外もいますよ。2時間しか眠らなくても体力を回復してしまう人とか。。。それは特異体質なので参考にはなりませんけどね。そーいう人はあまり気にしなくてもいいかもしれません。
血圧が上がっている
私の経験上の話ですが、睡眠不足だとものすごく血圧があがります。最高血圧160とか170とかになることだって不思議ではありません。これに関してはしっかりと眠ることで翌日に血圧を測定すれば嘘のように下がることだって普通にあります。
というのも、睡眠時間が短くなれば、交感神経が優位になりアドレナリンといった血中の興奮系ホルモンが増加します。この結果、心臓はバクバク、血管は収縮。
これだけでも血圧は高くなりますが、更には交感神経が刺激されやすくなりますので、いつも何とも思わないようなことでもイライラしてしまったり、これにより交感神経が刺激されさらに血圧が上がってしまうのです。
血圧が上がった状態でウエイトトレーニングなんてしたら危険です。既に血圧が上がっているのに、更に血圧を上げる高負荷トレーニングを行うわけですからね。ちょっとしたことでもめまいや立ちくらみを起こしたりします。
免疫力が低下している
免疫機能は、「細胞性免疫」「液性免疫」に分類されます。免疫細胞は体内に侵入したウィルスなど異物を取り込んで貪食します。液性免疫は抗体などをつくりますが、睡眠不足が起こるとこの二つが低下しますのでちょっとしたことで体調を崩しやすくなります。
それに、トレーニングの度合いにもよりますが、ウエイトトレーニングはビタミンCなどの抗酸化物質を消耗させますし、疲労を促す行為なので悪化させます。ただでさえ、オーバーワークで風邪をひくといったことは多いのに、寝不足な状態でハードなトレーニングを頑張ったらなおさら風邪をひくリスクは高くなります。
一度、風邪をひいてしまいますと1週間ぐらい筋トレを休むことになりますので、効率的なトレーニングを行うには風邪をひかないように体調管理をすることなのです。常に追い込んでいるとこれも難しいかもしれませんが、睡眠不足を解消するだけでも随分と風邪をひくリスクは下げられます。
筋肉の成長
筋肉の成長は十分な睡眠もカギを握っています。なかなか難しいかと思いますが、昼間にハードなトレーニングを行い、数時間の仮眠をとる。そして、夜もしっかりと眠る。合計9時間ぐらいは睡眠をとったほうがいいです。
仕事帰りの筋トレだとしても睡眠時間はたくさんとるといいです。
これも個人的な経験談になりますが、筋トレをしない日とがっつりと筋トレをした日を比べるとやはり筋トレをした日のほうが睡眠時間が多くなります。つまり、体がそれだけ疲労しているわけなので、それだけの休息が必要になるというコトなのです。
それに、筋肉が再生するのは眠っている間がメインです。夜の22時~深夜2時が成長ホルモンがたくさん分泌されますのでゴールデンタイムなんていわれていますが、理想的な話をすれば0時には就寝しておき、しっかりとゴールデンタイムの頂を得ることです。
ちなみに、どうして0時までに眠ったほうがよいかといえば、成長ホルモンが分泌されるのは就寝後1時間経過したぐらいからです。そのため、2時に就寝しても遅いわけです。だから、その辺も考慮して就寝時間を考えると、最低でも0時には就寝しておいたほうが良いということです。
では、睡眠不足のときのトレーニングはどうすればいいのか?

以上のことから、睡眠不足のときはトレーニングはやらないほうがいいです!これが理想的な話しです。仕事の関係で睡眠不足が続くようであれば帰宅してからは寝てください。時間がないから睡眠時間が短くなるという人もいますけど、寝るほうが趣味よりも優先順位的には先です。
もし、就寝する時間が少ないのであれば24時間オープンのスポーツジムにしたほうがいいです。
これならば、帰宅して眠かったら、しっかりと寝て、十分に睡眠をとってからトレーニングができますからね。そのほうが確実にパフォーマンスの高いトレーニングを行うことができます。
それこそ、力が出ないとか、すぐに息が上がってしまうとかいうのでれば、やめたほうがいいです。
もしくは、平日は諦めてしっかりと睡眠がとれた、土日祝日と仕事がお休みの日にトレーニングをする。それだけでも、フリーウエイトであれば高負荷なトレーニングができますから大きな成長は見込めませんが、維持、もしくは少しずつ成長させることができます。
睡眠は食事と同じぐらい大事です。体作りの基本ができていない段階でハードなトレーニングを行うことは言語道断!まずはしっかりと眠りましょう。