中井りん選手、
ご存知でしょうか?
女子総合格闘家で対日本人で負けたことがなく、これまでの試合も22戦19勝2敗と、勝率90%とものすごい好成績を残されています。ちなみに、負けたのは外国人選手相手でUFCの試合です。UFCってホントレベル高いですからね~。
ちなみに、中井りん選手は小学生のころは柔道と体操を習っていたそうです。それが、中学になるといずれか選ぶことになり、バク転を得意とする中井さんは体操部に入ることにしたそうですが、お母さんが足のけがを心配して勝手に退部届を提出。
そこから、柔道に転向しますが、通っていた松山南二中には柔道部がなかったため、町にある柔道場に毎週3回通って全国大会に出場し、5位をとるという才能の持ち主。高校に進学したら柔道部に入り、全国3位。
このままオリンピック出場か?というぐらいの強化選手で、推薦で帝京大学へ進学。しかし、残念なことに膝を負傷してしまい、ホームシックともそれが重なり結果的に地元松山へ帰ることになります。
しばらく引きこもり生活を送る中で、これまでスポーツで人生を歩んできたわけで、「スポーツで花を咲かせたい!」と思いついたのが格闘技です。そして、地元にある修斗ジム『修斗四国道場』へ入門して格闘家として絶対女王まで上り詰めました。
中井りんとは?

中井りん選手は、海外の選手と比較しても負けず劣らずというか、女子でこの階級にいる選手の中では一番筋肉がムキムキではないかと。。。男性にも負けず劣らずという感じで、噂によれば、ベンチプレス80kg?120kg挙げられるらしいです。さて、そんな中井りんさんのプロフィールを簡単にまとめてみました。
国籍 日本
生年月日 1986年10月22日(31歳)
出身地 愛媛県
所属 修斗道場四国
身長 156cm
体重 61.2kg
階級 バンタム級→フライ級
バックボーン 柔道
このようになっております。昔の中井りん選手はスピード、ここ最近はパワーで圧倒するというようなイメージが強いです。もともと柔道部ということもあり、寝技はもちろん、打撃も覚えて女子格闘技でも見ていて飽きません。では、そんな中井りん選手、そんなトレーニングをされているのでしょうか?
中井りんのトレーニングを勝手に解説します!
1.ベンチプレス80kg?120kg?噂の挙上量

中井りんさんのベンチプレス80kg説、120kg説、いずれもすごいですが体つきをみれば100kgとか挙げてしまいそうな気がします。まあ、80kgは挙げられるでしょうね。残念ながらベンチプレスを挙げているシーンは見受けられませんでしたが、少なくとも同じ階級の女子格闘技選手でここまでの重量を扱える選手はいないはずです。
去年の大晦日のRIZINで話題になった柔道家の渡辺華奈選手もベンチプレスはマックスで70kgだそうです。総合格闘家はウエイトトレーニングを好む傾向にありますが、格闘技においてベンチプレスのようなトレーニングはどういうところで役立つのでしょうか?
ベンチプレスを行うと大胸筋が育ちますが、打撃を受けるときに大胸筋が強いほうが良いですよね。あとは、ストレートを打つときに閉じ、開きを使うと運動エネルギーを増幅させられます。そして、組んだ時に手を前に伸ばしてガードを固めるなど意外と使うことができます。
2.ハンマータイヤ叩き

ハンマータイヤ叩きのトレーニングは昔からある古典的な鍛錬法でもありますが、身体能力を向上させる効果が狙えそうですね。ハンマーをもって足から背中、肩、腕と力を伝えて振りかぶるように打ち込む。
格闘技において重要なのはパンチ、キックを打つにしても腕の力、脚の力で行っている時点では無意味と言っても過言ではありません。一見すると拳で殴っている、膝で蹴っているように見えるかもしれませんが、体を使って殴ったり、蹴ったりしているのです。
そういうことから、ダイレクトにターゲットとなる筋肉を鍛えるだけではなく、このように全身を使うようなトレーニングを行うことで、パワーアップを狙うことができるだろうと考えられます。
3.スクワット200kgの噂の真相は?
スクワットも噂によれば200kg挙げられるらしいですが本当かはわかりません。実際、スクワット200kgって相当な重量です。ちなみに、世界で活躍するパワーリフターのジェニファー・トンプソン選手でも、スクワットは150kg程度です。
そこから考えてもちょっと無理がある数字ではないかな?なんて勝手に思います。また、パラレル、ハーフ、フルと可動域が違えば重量も全然変わってきますからこのような噂話は少しあてにならない部分があります。
しかし、大殿筋、大腿四頭筋、内転筋、ハムストリングスは普通に見て太いです。筋肉の隆起が半端ない。男性でもここまで作り上げているトレーニーはなかなかいないと思いますので凄いのは確かだと思います。この脚力を使って打ち込むパンチはそれは大変な破壊力があることでしょう。
4.丸太のように太い腕はどうやって作った?

これは勝手な想像になりますが、大きな力瘤を作るにはアームカールを行っているはずです。ダンベルカール、バーベルカール、ケーブルカールなど様々ありますがどれを行っているかは分かりません。しかし、いずれかはがっつりと行っているのは間違いないでしょう。
また、腕の筋肉の7割近くは二の腕に集中しているといわれています。実際、中井りんさんの二の腕を見ればわかりますが、非常に大きいです。このように大きな二の腕を作るなら、ライイングトライセップスエクステンション、スカルクラッシャー、フレンチプレス、ケーブルプッシュダウン、トライセップスキックバック。
この辺りのトレーニングになります。ちなみに、Youtubeの動画ではトライセップスキックバックを披露されていました。パンチを打つ場合押す力なので二の腕の筋肉が重要になります。組手を固めるときも重要になります。
5.背中の筋肉を強しているはず。
格闘技において、脚、背中のパワーというのは絶対に有利ですので、格闘技をされているなら、まずはスクワットやデッドリフト、シュラッグ、ショルダープレスなどのトレーニングはおすすめです。
中井りん選手の背中をみると大きくて分厚い。確実に背中を鍛えるトレーニングは行っているでしょう。ビッグスリーはやっているとすれば、デッドリフトは取り入れているかと思います。
また、デッドリフトは柔道や総合格闘技など寝技のシーンがある競技にはおすすめです。床においてあるバーベルを足と背中を使って持ち上げる動作は、寝ている相手を引っ張り上げる動作とほとんど同じ。
それに、脚と背中の連動から打ち出される打撃はエグいほど強いので体の使い方を理解したうえでこの辺りの筋肉を鍛えると打撃力が急激に上がるといっても不思議ではありません。
6.スパーリング
当然、格闘技の選手ですのでスパーリング、ミット打ち、サンドバッグなどを打ち込むトレーニングを行っています。やはり、打撃力やスピードを向上させるにはただウエイトトレーニングを行うだけでは難しいです。
鍛え上げた筋肉をどのように使っていくか?というのをスパーリングなど実際に体を動かしていく中で理解できるものです。そして、ウエイトでは鍛えることが難しいような軸の筋肉もスパーリングや打ち込みで強化できます。
柔道では乱取りがスパーリングになりますが、これをやるのはよい訓練になると思いますよ。なぜなら、組んだ状態でどのようにして相手のバランスを崩すか、頭と体を使ったゲームです。当然なにも考えないでやっていては負けますので、考えながらなんて先も読んで崩しからの極めのシナリオをイメージしながら戦う。
ブログ
http://d.hatena.ne.jp/nakarin89/
pancrase_mma
https://www.youtube.com/channel/UC2ENxhP3eiSmkLUa3aax7AA
イーファイト
http://efight.jp/