どうもこんにちは!
ベストボディナビの佐藤です^^
健康づくりの一環としてスポーツジムに通ってトレーニングに励むのはとても素晴らしいことだと思います。それに、どちらかといえば、大衆スポーツジムに通う層は40代以上が多く、20代は少なく、30代でも若年層の部類に入るぐらいです。
そのため、ベンチプレスなどバーベルを扱った高負荷トレーニングを目的としている人たちよりも圧倒的に健康づくりでやっている人のほうが多いです。スタジオエクササイズ、ランニングマシン、エアロバイクを見渡しても年代層がわかるかと思います。
では、ある程度ハードなトレーニング。ベンチプレスなどのフリーウエイトになりますが、これって健康づくりに良いのでしょうか?体を動かすわけですから健康づくりの一環としておすすめ!と言いたいのですが、必ずしもそうとも限りません。
そこで、本日はハードなウエイトトレーニングが風邪やインフルエンザの予防にもなる。風邪を悪化することにもなる。そんなお話をしたいと思います。
ウエイトトレーニングを行っていると風邪をひきにくくなる理由とは?

1.体温が高い人のほうが免疫力も高くなる。
現代の日本人は体温が低下したことが非常に問題になっています。50年前の日本人よりも1度も低下しているとか。昔は平均が36.8度らしいのですが、現在は体温が高い人でようやく、36.2~36.3度ほどらしいです。実際、体温が高いほうが免疫細胞が活性化されます。
風邪をひいて熱を出したときというのも免疫細胞を活性化してウィルスを除去するために体が機能しているから実際それは悪いことではなくむしろ良いことなのです。
つまりは、平熱時の体温が高い人のほうが風邪やインフルエンザに感染しにくくなると考えられます。
2.筋肉量を増やせば体温も高くなる
これは紛れもない事実です。筋肉量はエネルギー代謝は上がります。なぜなら、筋肉にはエネルギーとなるATPを調達し常に稼働しているので温まったエンジンのようなものです。そのため、筋肉量を増やすことで必然的に基礎代謝があがるのです。
そして、もう一つの理由は、筋肉が増えればその分血液が必要になりますから心臓が大きくなります。心臓が大きくなり体中に送り込む血液の量が増えればその分カロリーも消費しますから体も温まりますよね。この理論からも筋肉量を増やすことで基本となる体温は上昇するのです。
筋トレの影響で風邪を引いてしまう原因とは?

しかし、筋トレを始めたことで風が引きにくくなった声もあれば、逆に筋トレの翌日は風邪をひいてしまうというケースもあります。特に、ハードなトレーニングを行っているアスリートには多いようですね。これの理由について解説しましょう。
1.ハードな筋トレは栄養を消費する
私たちの体の中には、ビタミンやミネラルが貯蔵されています。ところが、ウエイトトレーニングなど体への負担が大きなトレーニングを行うとどうしてもそれらを消費します。例えば、ビタミンC、ビタミンB、鉄、といった栄養は簡単になくなります。
それに、高負荷のトレーニングにより筋繊維が破壊されたらその個所を修復するために栄養が使われます。ここで、不足な状態が続いたり、疲労回復ができない状態が続けばいくら筋肉量が多いからと言って免疫力は低下しますよね。
2.睡眠不足
これは私の経験上の話になりますが、ハードなトレーニングをしているのにも関わらず、睡眠不足が続いてしまいますと風邪をひきやすくなります。それは当然です。肉体への負担が大きくなればそれだけ疲労度も大きくなります。疲労回復出来なければ免疫機能も機能しずらいです。
それに、筋トレによる疲労から生じる活性酸素、睡眠不足から生じる活性酸素で体はズタズタになりますので、疲労度の大きなトレーニングを行ったのであればその分睡眠はとるようにしましょう。通常よりも眠る時間も長くなる傾向にあります。
これも私の経験談ですが、一定のポイントさえ気を付ければ風邪予防はできると感じました。逆に風邪をひきにくくなったようにも感じています。もし、筋トレを風邪やインフルエンザの予防として活用するならポイントを説明しますので参考にしてみてください。
1.ハードなウエイトトレーニングをしてもいい
確かにハードなトレーニングは体を傷つける行為でもありますし、体中に貯蔵されている栄養を消費する行為でもあります。しかし、筋肉量を増やすことは体温を高める効果、細胞を増やすことで免疫機能を活性化することができます。
ですので、しっかりとケアさえ行っていればハードなトレーニングをやっているからといって風邪をひくものではないのです。
2.栄養によるケア
トレーニングを終えた後は必要となる栄養素をしっかりと摂ることです。プロテイン、マルチビタミン、グルタミンはとることをおすすめします。損傷した筋繊維へ栄養を送り込むためにプロテインは必須ですし、消費したビタミンミネラルを補給するためにマルチビタミン、免疫細胞の材料でもあり、筋肉の分解を抑えるグルタミン。これらを摂ることを心がけましょう。
3.栄養価の高い食事を摂る
プロテインやサプリメントだけではなく、普段の食事の内容も大切です。栄養価の低いインスタント食品、ファーストフード、ジャンクフードばかり食べていては体作りはできませんし、栄養バランス的にも非常に悪いです。そのため、摂取量は満たしにくいとはいえ、食事内容も気を使いましょう。野菜、果物、肉、魚、大豆、穀物をバランスよくとります。
4.睡眠時間をしっかりと確保する
筋繊維も傷つき、身体中が疲労している状態で睡眠の時間を短くするのは身体を回復するのは非常に困難な状況下といえるでしょう。そこで、ゴールデンタイムを狙ったり、十分な睡眠時間を確保することで体の回復に努めることができます。個人的な経験になりますが、トレーニングをしたときと、トレーニングをしないときではやはり前者のほうが睡眠時間が伸びる傾向にあります。
5.無理をしない
無理をしないというのは、寝不足だったり、疲れが取れないときは、ハードなトレーニングは休むことです。度合いにもよりますが、眠気を感じている時はトレーニングは休んだほうが良いでしょう。実際に、そういうときはパフォーマンスも上がりませんのでしっかりと負荷がかからない段階でもスタミナ切れを起こすこともありますから、健康のためにも筋肉の成長にもメリットがあるとはいえないのです。
筋トレと風邪についてのまとめ。

いかがでしたか?
本日は、筋トレと風邪の関係性についてお話ししました。確かに筋肉量を増やせば基本となる体温も上がりますから免疫機能を活性化することができます。しかし、身体づくりの最中に疲労が十分に回復することが出来なかったり、体力を回復するために睡眠がしっかりととれていなければ、むしろ免疫力の低下が起こり得ます。
ですから、しっかりと動いたら、その分しっかりと栄養補給を行い、休息を摂る。そして、疲れているときや、寝不足の時は無理してトレーニングをしないことです。常に体のパフォーマンスを万全な状態にしておけば免疫強化が行えるでしょう。