トレーニングをする前やトレーニングをしている時に太りやすいと思われる糖質をあえて摂取する人は多いです。なぜか？筋肉にエネルギーを送り込むためです。エネルギー不足でトレーニングをつづけてしまいますと分解が進みます。
だからこそあえてカーボドリンクという存在があるんですけどね。そこで、筋トレ中にコーラを飲む人が日本ではたまーにいる。私が昔通ていたスポーツジムにもいましたし、もっと前だと武術の練習のときにコーラを飲みながら気合いを入れて練習に励むおっちゃんもいました。
そのとき、筋トレについてはそんなに詳しくはなかったので、「こいつらやる気あるのか？」と見下すように持っていましたが今考えるとトレーニングの前後最中にエネルギーを補給することは有効手段です。
部活でスポーツドリンクを禁止している学校もありますけどどんどん導入すべきだと思います。そんな中でコーラはいいのか？ということなんですがこの流れなのでいっておきますが、筋肉にとっては悪くないです。
何故、コーラと筋トレは相性が良いのだろうか？
すべてのコーラが筋トレに良い。というわけではありませんが、通常の赤いラベルのコーラであれば筋トレの栄養ドリンクとして活用することができます。それは、コーラに含まれているある成分がカギです。まず、コカ・コーラのラベルから成分をみてみましょう。
「糖類（果糖ブドウ糖液糖、砂糖）」、「炭酸」、「カラメル色素」、「酸味料」、「香料」、「カフェイン」と記載されています。この中でトレーニングと相性が良いのは一番最初の「糖類（果糖ブドウ糖液糖、砂糖）」です。
１．果糖ブドウ糖液糖＆砂糖の素晴らしいチカラ
どのようなトレーニングでもあり。というわけではありませんが、高負荷のウエイトトレーニングを行っているのであれば、血中に回っているブドウ糖がエネルギーとして消費されます。少し難しい話をすると…
ブドウ糖=グルコース、グルコースがたくさん結合して一つとなったのがグリコーゲン。エネルギーが必要になればグリコーゲンが分解されグルコースとなりどんどん消費されていく。つまりは、簡単に言えば、エネルギー補給としてコーラを飲んでおくとよいという話しです。
また、どうしてコーラが良いのか？それは、この果糖ブドウ糖液糖、砂糖です。これを摂取すると体の中で停滞することなく即エネルギーとなるためトレーニング中に飲むことでパフォーマンスを上げることができるんですね。
２．カフェインはどうなのか？
カフェインはドーパミンに近い要素がありますね。これは、中枢神経を刺激することにより覚せい作用、強心作用が起こります。ただ、問題なのはコーラに含まれているカフェインの含有率がそこまで多くはないということです。
コーラを飲んでも大して覚醒できない。という人も多いのではないでしょうか？
ちなみに、覚せい作用や強心作用を期待したいのであれば体重１kgあたり0.2～0.3mg程度のカフェインを摂取する必要があります。つまり、体重60kgの男性であれば最低でも12mgのカフェインを摂取する必要があります。
しかし、通常のコカ・コーラの場合は100mlあたり10mg程度しかカフェインが含まれていないのです。もし、覚せい作用、強心作用を期待したいのであれば、コーラよりもコーヒーやエナジードリンクのほうが良いです。特にモンスターエナジーは30mg含まれています。オレンジに至っては40mgなので覚醒したいなら最高ですよね。
もし、カフェインの覚醒効果を期待するなら45～60分ぐらい前に飲んでおくことです。
３．コーラをガンガン飲む！大量摂取は大丈夫か？
いくら筋トレのためだといえど、普通に考えてコーラを大量に飲むのは体に良いことではありません。確かに果糖ブドウ糖液等、砂糖を飲むことにより血糖値を上昇させます。筋トレの際にエネルギーとなりますから筋肉の分解を抑えることもできます。
ただし、問題なのは血糖値が急激に上がるということです。血糖値が急激に上がるということは、その分、インスリンも上昇するので使い切れない分は脂肪として細胞に蓄積されます。ですので、２リットルコーラをもってそれを飲みながらトレーニングするのはおすすめしません。
私も二十歳ぐらいのころにコーラにハマりすぎてしまい、毎日２リットルのコーラを１本空けてましたが、絶対にやめたほうがいいです。もし、トレーニングの際に飲むのであればせめてコーラ１缶、もしくは300ｍｌのペットボトル１本程度にしておきましょう。
カフェインによる中毒よりも、糖質の摂り過ぎ、ゼロカロリーだとしても人工甘味料を使っているのであまり摂りすぎるのはとても健康に良いとは思えないです。もし、健康を意識されているならコーラよりも難消化性デキストリンのカーボドリンクのほうがいいと思います。
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