神田知子さん、
ご存知でしょうか?
日本トップクラスの女性ボディビルダーでボディビルディング、パワーリフティングの試合で常に好成績を残されてきました。
というのも、神田さんはめっちゃ賢い人なんです。
大阪学院大学 商学部商学科を経て、ブラッドフォード大学社会科学女性学研究 トロイステート大学院で経営学修士号を取得。
その後は、5年間、国防省日本特別代表部で勤務していたとか。
米軍基地にあるNSAのことで日本中を監視している凄いところ。
そこで、ウエイトトレーニングをスタートしたらハマりだしてそのままボディビルダーになってしまったという感じでしょうか。
ちなみに、米軍基地にいるときもすでに結果を出されています。
更には、きれいな顔をされていまして、茶髪時代は街にいそうなかわいいヤンキーの女の子って感じでした。
そんな、神田さんのトレーニングについて語ってみたいと思います。
神田知子とは?

才色兼備ということばがまさに似合っています。高学歴で勉強もできる。さらにはボディビルダーの世界でもトップをとることができる。何をやってもうまく行く天才的なところはあるのではないかと勝手に思ってしまいました。まずは神田さんのプロフィールを簡単にまとめてみました。
生年月日 1966年10月19日 (51歳)
身長 162.5cm
体重 オン 52kg、オフ 64kg
出身地 大阪市
居住地 大阪市阿倍野区
大会戦績
1992年 米空軍横田基地ベンチプレス 優勝
1993年 同軍内 ブラッド&ガッツ大会 優勝
2002年 ジャパンオープンベンチプレス56キロ級 日本新記録達成(75k)
2002年 近畿ベンチプレス 優勝
2004年 全日本ボディビル選手権マスターズ 優勝
2004年 大阪・関西ボディビル選手権 優勝
2004年 全日本ボディビル選手権 準優勝
2011年 全日本ボディビル選手権 3位
2011年 女子西日本ボディビル選手権 優勝
2012年 全日本ボディビル選手権 6位
このようになっています。女子の56キロ級でベンチプレス70kgオーバー行けるのはすごいですよね。ボディビルダーとして活動する前はどちらかといえばベンチプレスの競技がメインだったようです。ちなみに、2017年1月には90kgを挙上していたので今はもっとパワーアップしていると思われます。そんな、神田さんのトレーニングについて書いてみました。
神田知子のトレーニングについて勝手に解説します。
1.ベンチプレス
「胸までおろせていないじゃないか!」「可動域が狭いんじゃないか?」という批判の声もあるかもしえれませんが、普通、50歳の女性がこんなことができるか。確かに胸まで落ちていないけど、ここまで可動域が取れればそこそこ負荷は与えられるはず。
それに、余裕のあるフォームで、スムーズに6回も行っているのでマックスで100kgぐらいは上げられるのではないかと。
また、停滞期を突破するためにあえて可動域にこだわらず重量重視でトレーニングを行う場合もありますから必ずしも可動域が広くなければいけないのだろうか?というとそんなこともありません。
それに、これはスミスマシンではなくフリーウエイトで行っているのでなかなか大変だと思います。それに、体重と年齢から考えてもすごいことなのではないかと個人的には思ってしまいました。
2.ベントオーバーロウ
ベントオーバーロウ、またはベントオーバーローイングなどと言われている種目ですが、ジムによく設置してあるローイングマシンと基本的なところは一緒です。ただ引きつければよいというモノではありません。
肩を上げて引くと僧帽筋に効きますし、肩を落として広背筋を収縮させるようなイメージで行えば背中を分厚くすることができます。個人的にやりやすいと思ったやり方はバーを下すときは若干背筋を緩める。
逆にバーをひきつけるときは背筋を立てる。テンポよくこのリズムを刻んでトレーニングを行えば効果的です。
3.ラットプルダウン

ラットプルダウンはグリップを上から下に引きつけることでわきの下にある大円筋から背中に広がる広背筋に刺激を与えることができます。神田さんのフォームをみると、大円筋がものすごい膨らんでいるのがわかります。
上半身を縦て行っているので、おそらくターゲットは大円筋狙いだと思います。
重量も50~60kgぐらいは上げていると思います。男性でも初心者の場合、これだけの重量はなかなか上げられないと思いますが、それをタンタンとこなしてしまうのがまた凄いですね。
4.レッグプレス

レッグプレス300kgをタンタンとこなす。もちろん、可動域はフルではできていませんがハーフで行えるだけでも凄いです。可動域は広ければ広いだけ良いか?というとこれも賛否両論あります。もちろん、広いほうが刺激がかかります。
ただ、広い可動域でやっているうえでこのように狭い可動域で実践する分にはトレーニング効果は高められるのではないだろうかというの見解も頷けます。要するに、いろいろな刺激をかけることで筋肉の成長につながるとういことです。
そして、限界を突破するには神経のリミッターを解除したいので可動域を狭くしても重量を大きくすることでパワーアップにつなげる可能性を期待することもできます。ちなみに、スクワットはマックス150kg持ち上げるそうです。
5.アップライトロウ

アップライトロウは三角筋の中部、後部を鍛えることができます。フォームによっては僧帽筋も鍛えられますが、神田さんのフォームをみると恐らくターゲットは三角筋の中部でしょう。アップライトロウで三角筋に効かない。
何故か僧帽筋に効いてしまう。三角筋に効かせたいんだけど…という場合は肩の位置を固定すること。そして、首をすぼめずに行いましょう。肘から自然にウエイトが持ち上がっていくことを意識しながら三角筋の収縮を狙います。
6.ケーブルローイング

ケーブルマシンを使ったシーテッドロウイングですが、マックス挙上量ではプレートをすべてつけて持ち上げています。シーテッドロウのプレートすべてということは、マシンにもよるかと思いますが、およそ、100kg程度はあります。
もちろん、フォームは足を延ばして反動を思いっきり使って引いているのでターゲットとなる部位にしっかりと効かせるとかではなく、いつもとは違う刺激を与える。筋肉のマンネリ化を防止、そして、マックス重量の更新といったところでしょうか。
それにしても、どのようなフォームであろうと日本人女性でここまでの重量を持ち上げられる人はなかなかいないです。ジムでトレーニングを頑張っている初級、中級の男性トレーニーでも難しい重量ではないかと。
神田知子の食事について。

普段は、脂質、糖質をしっかりと摂取するようにしているそうです。脂質や糖質は大切なエネルギー源です。流石にこれを完全カットしてしまいますと、筋肉分解の原因になりますから、そこはしっかりととるのだと思います。
逆に、絞り込むときはこれらを出来るだけカットして脂肪をつけないようにしますが、どうしても食べたいときはエネルギーとして燃焼されやすい朝に摂取するらしいです。また、ボディビルダーということもあり、食事は1日5回と回数を別けて食べます。
このやり方にすると空腹を防止することができるので筋肉の分解がされにくくなります。ですので、本気で体つくりをされる人は良くやっています。また、大会直前になると炭水化物の摂取量は調整、そして、22時以降は食事を摂らないようにします。これも、出来るだけ脂肪をつけないようにするための工夫でしょう。