加圧トレーニングの効果とは?成長ホルモン300倍分泌の仕組みについて。

血管を圧迫することにより、血流末梢抵抗値は1.7を目標数値と考えます。

およそこの程度の血流を抑えることにより大量の乳酸が発生しますので脳が過酷な運動をおこなったと錯覚し、それに応じて「たくさんの成長ホルモンを分泌する」というのが狙いです。

これが加圧トレーニングのメカニズムになります。

加圧トレーニングとは?詳しいメカニズムにいて解説します

加圧ベルトで血管を締め付けることによって、成長ホルモンが大量に分泌されるのはわかりました。
しかし、それに伴ってどのような効果が得られるのでしょうか?

今回はそれについてお話ししたいと思います。

加圧トレーニングで得られる4つの効果とは?

血管の収縮拡張のギャップで血行を促進

脈を測ると一定のリズムを刻んでいるのがわかりますね。
もし、不規則な脈だったら不整脈になりますので危険です。

このリズムは、心臓から送り込んだ血液が体中に流れているからです。
当然ですが、何も物理的な力が加わっていなければ体中に血液がめぐるということは理論的にあり得ない話しです。

そこで、メインポンプとなる心臓が働いて大静脈を経由して体全身に血液を送り込むのです。

そして、静脈を経由して心臓に大量の血液が戻ってきます。腕や足の付け根には太い静脈、動脈、ともに通っているため、ここを加圧ベルトで圧迫することにより血流が一定量制限されます。

結果的に、脳は危険を察知して血流増加の指示を心臓に伝えます。
これにより血液が増え血流も強くなり毛細血管の先端まで血液が循環しますので、血管も拡張することができるのです。
これで、加圧、除圧の繰り返しで毛細血管が増える効果が期待できます。

柔軟性のある若々しい血管細胞へ!

血管というのは年齢を重ねるとどうしても固くなり、血液を循環させる力も低下します。
だから、歳に比例して動脈硬化、動脈瘤、高血圧症などの病気を招くのです。

特に重要なのは血管の最内層にある血管内皮細胞です。

血管内皮細胞は血管の健康状態を保つ上でとても大切な役割を担っております。
この血管内皮細胞は一酸化炭素を作ります。
また、血管の収縮、弛緩、柔軟性などをはじめとした、血管壁への炎症細胞のコントロールをおこないます。

一定期間、加圧トレーニングを続けることで血管内皮細胞の増加にかかわる一酸化炭素が産生されますので、これに伴い細胞は数を増やし若返りの効果が期待できると考えられています。

実際にこれは臨床研究データーに基づいた話なのである意味信憑性は高いです。

赤筋と白筋を同時に鍛えることができる

筋肉は大きく分けると、赤筋と白筋の二種類に分類されます。

一般的には、負荷を大きくするウエイトトレーニングなどは白筋が強化されますが、負荷が軽く長時間続けることができるトレーニングは赤筋を鍛えることができると考えられています。

しかし、これらは得意分野が全く異なります。
赤筋は持久力においては優れていますが、瞬発力だったりパワーにおいては劣っています。
逆に白筋は瞬発力、パワーにおいては優れていますが、持久力においては劣っています。

ところが、加圧ベルトを使って血流を制限することにより、動き始めた赤筋は酸欠状態になります。
これは、ウエイトトレーニングなど強い負荷を受けるトレーニングと同じ状況とも言えます。

よって、普通であれば運動後すぐには活性化しない赤筋が強い負荷を受けたと脳に報告します。
すると、脳はそれに対してすぐに動き出すように命令を出します。
この仕組みから加圧トレーニングでは赤筋と白筋の両方を鍛えることができるわけですね。

成長ホルモンが大量分泌される

例えば、ダンベルトレーニングをおこなうと上腕二頭筋がパンプアップします。
こういったトレーニングをおこなう際は、血中に循環しているブドウ糖をエネルギーに分解する過程があります。

このときに乳酸が産生されるのですが、血中の乳酸が増加することで脳下垂体が刺激され成長ホルモン、アドレナリン、アナボリックホルモンの3つのホルモンがたくさん分泌されます。

もちろん、通常のトレーニングでもこの過程はありますが、加圧をおこなえば血流が制限されるため、その分乳酸濃度が高まるという仕組みです。
すると、筋肉の受容体が刺激されメッセージを発信します。

脳下垂体がこのメッセージを受け取り成長ホルモン、アドレナリン、アナボリックホルモンを分泌します。

特に、筋トレやダイエットをやるなら成長ホルモンは無視できません。
体をつくるホルモンになりますから、筋肉をつくるのはもちろん、脂肪の燃焼効果を高める、そのほか、若返り、美肌などアンチエイジング効果、背が伸びる、髪が生える、老化を抑える、肥満解消、長生きなど。

とにかく体に関係してることであれば成長ホルモンは要となります。

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