加圧シャツと有酸素運動を組み合わせることでダイエット効果は期待できるのか?というお話をしたいと思います。
確かに、加圧シャツもものによっては「着るだけでダイエット効果が期待できる!」という商品も販売されています。
加圧シャツと有酸素運動を組み合わせれば、劇的に効果が期待できるのでしょうか?
「加圧シャツを着て毎日走る」
「毎日エアロバイクをガンガンこぎまくる」
これで脂肪がみるみる落ちてくれるならば、運動が大好きな人であればやらない手はないでしょうからね。
ここからは有酸素運動がどれほどまでにダイエット効果に期待できるのか?
加圧シャツとの相性などについてお話ししたいと思います。
有酸素運動ではそんなに痩せないという現実問題が。。。

1.有酸素運動は痩せない傾向?
これはあくまでも私の考えになりますが、有酸素運動ではそんなに脂肪を燃焼させることはできないです。
例えば、これはスポーツジムで観察しているとよくわかります。
エアロビクスなどのスタジオレッスンに毎日のように参加している人の体型はどうでしょうか?
ほとんどの片は二の腕のお肉、背中のお肉が目立つ。
トレーニングウェアからそれらがはみ出しています。。。
もちろんすべての人が当てはまるとはいいません。
中にはフリーウエイトで鍛えているような人も参加することがありますからね。
しかし私の経験上、「いつまで経っても痩せない、ずっとそのまんま」
そーいう人が多いのです。
有酸素運動がものすごい効果的ならさすがに毎日やっていれば体型にも変化はあるでしょうが、なかなか現実は難しいのかもしれません。
2.有酸素運動で燃焼できる消費カロリーとは?
有酸素運動が痩せにくいという理由は、ずばり、消費カロリーが非常に少ないからです。
たとえば、ランニングの消費カロリーは、体重×キロメートルです。
50kgの人が10キロメートル走れば、500キロカロリーの消費となります。
よほど走るのが好きだったり、得意なのであれば10キロでも20キロでも苦なく走りきることができるでしょう。
そのぐらいのレベルならば有酸素運動でダイエットを成功させることはできるかもしれません。
ただ、普通の人からすれば10キロメートル走りきるというのは相当な労力です。
しかも、脂肪1キロあたりのカロリーは7200キロカロリーになりますから10キロ走ったところで、10%も落とせていないことになります。
それに、ランニングを行ったとしても必ず脂肪だけきれいに落とすということも難しいでしょう。
血中に回っているブドウ糖、骨の周りについている骨格筋、これらも燃焼する可能性があります。
500キロカロリー燃焼できたとしても、ランチを食べてしまえばそれだけでオーバーしてしまいますからね。
では、有酸素運動はダイエットに向いていないのか?

確かに、有酸素運動は、筋トレ、体幹トレーニングなどと比べると脂肪燃焼効果や消費カロリーは稼ぎやすいというメリットはあります。
だからと言って、体にこびりついている脂肪がみるみると落ちていくような運動ではありません。
「走っても全然痩せることができない。」
「エアロビクスを1年も続けているけど体重が落ちない。」
「サイクルマシーンを頑張っているけど目立った効果がない。」
というのであれば、有酸素運動で消費されるカロリーと摂取するカロリーのバランスが取れていないことになります。
逆にこのバランスを取れれば有酸素運動で痩せることも不可能ではありません。
例を挙げると、毎日の摂取カロリーを3000キロカロリーまでに抑えます。
そして、毎日10キロのランニングを行えば計算上ではカロリーを使い切ることは可能です。
ここでもお話ししたようにダイエットを成功させるには1日で消費できる摂取カロリーを意識するべきなのです。
立ち仕事をやっていると痩せるといわれていますが、歩く量が半端なく多いのです。
職種にもよりますが、おそらく毎日20キロメートルぐらいは歩いているんじゃないですか。
このような運動量であれば有酸素運動だけで1000キロカロリー燃焼できるので1食分がチャラになります。
毎日二食しか食べないなら一食分のカロリーになりますし、三食食べる人でも二食分のカロリーにしかなりません。
有酸素運動でダイエットをすべきか?

結論をお話しします。
今までの話を整理しますと有酸素運動は確かに脂肪を燃やすことができる運動になります。
しかし、鬼のように脂肪が減っていくということはあり得ません。
また、ちょっとやそっとやっただけでは大した効果は見込めません。
たとえば、人の歩行速度は時速4キロ程度です。
これで30分歩いたところで2キロ程度にしかなりません。
これで達成できる消費カロリーは100キロカロリーほどなのでダイエット効果はそんなに大きくはないです。
ですから、もし、有酸素運動をダイエットに取り入れるならば本気でやりこむことです。
あとは、食事や摂取カロリーとのバランスを考えて取り組むことです。
そうしないと有酸素運動の効果はそこまで目立たないでしょう。
加圧シャツを着てトレーニングをするのもいいですが、それなら筋トレや体幹トレーニングをおこなって、なおかつ余裕があれば有酸素運動を取り入れる。
食事コントロールは必ずやる。
すべての要素を取り入れることでダイエットも成功しやすくなります。