みなさんこんにちは!
本日は、
「中学生や子供がプロテインを飲んでも大丈夫か?」
そんなお話をしたいと思います。
私の過去の話になりますが、中学生のときに継続はしていませんでしたがお遊びで安いプロテインを飲んでいた時期がありました。部活の終わりに飲んでいたのですが、父親に冗談なのか?わからないけど、「そんなもん、飲んでいたら寿命が縮むぞ。」なんていわれたことがありました。
もう、15年ぐらい前の話なので、アレかもしれませんが…
それよりも、もっと前だと、「プロテイン=ステロイド」という印象を持たれている人も珍しくはありませんでした。ですので、小さいころ、体が出来上がっていない段階からそーいうモノを飲むのはいけないんではないか?という勝手なイメージを持たれている人もいたのかもしれません。
そこで、今回は、子供でもプロテインを飲んだほうが良い理由と、中学生もぜひ飲むことで様々な効果が期待できるお話をしたいと思います。
プロテインを飲んでも体に害を及ぼさない理由
1.プロテインはステロイドではない。
たとえば、筋肉をつけるために使用されるアナボリックステロイドは、摂取することでテストステロンの分泌量を高めたり、筋肉の合成を促すのでこれは飲むことで寿命が縮むかは分かりませんが、使い方を一歩間違えると強い副作用で体を壊す危険性も懸念されます。
一方で、プロテインの場合は、普段から食べている、肉、魚、卵、大豆に含まれるたんぱく質を粉末にしたものです。ですので、プロテインを飲むというコトは、肉や魚を食べているのと同じことなのです。
2.栄養補補助食品として加工されている理由とは?
タンパク質を集めて粉末化したものがプロテインと説明しましたが、なぜこのようなことをするのでしょうか?また、トレーニーたちは何故、そのようなものを好んで飲むのでしょうか?
それは、肉、魚、卵など、高たんぱくな食品でもそこに含まれる成分の大半は水分です。そのため、胸肉100g食べたからと言ってそれがすべてプロテインというコトでもありません。
過熱して水分を抜くとほとんどタンパク質が残らないので食事からですと効率的な摂取ができないのが残念なところです。そのため、トレーニングをされている人はプロテインを活用することが多いのです。
プロテインはスプーン2杯×3回ぐらい摂取できれば体重60kgの人であれば1日の摂取量を十分に満たすことができます。そういうことからも食事からの摂取は難しいタンパク質をプロテインで摂取するべき。
3.プロテインの過剰摂取は有害ではないのか?
確かに、一度にタンパク質を過剰摂取すると肝臓で処理しきれなくて毒素が出やすくなります。しかし、体重=gもしくは、体重×1.5=g程度に抑えておけばそこまで心配することではありません。
4.身長が縮むのではないか?
これも、プロテインがステロイドの一種であるというイメージから想像される人もいますが、飲むだけで筋肉もつきませんし、飲むだけでトレーニングをしたことにもなりません。
中学生がプロテインを食事に取り入れるべき理由とは?
1.身長が伸びやすくなる
身長が伸びる要素はタンパク質だけではありませんが、重要な要素の一つではあります。なぜなら、人間の細胞は水とタンパク質で出来ているといっても過言ではありません。タンパク質が足りていなければ、パーツを作ることができません。
よく、身長を伸ばすサプリメントと謳ってカルシウムを加工したようなサプリメントもありますが、残念ながらカルシウムだけでは骨も作れませんし、身長も伸びません。骨はカルシウム、リン、タンパクパク質などで出来てるものなので、それ一つだけでは伸びるものではありません。
亜鉛だって、身長アップによいとされているのは、細胞分裂において重要な役割を担っているからです。けれども、材料となるタンパク質自体が欠乏していたらなかなか難しい話しなのでまずはプロテインを優先的に摂取すべきです。
2.子供はタンパク質が足りていないかも
日本社会をみると「隠れ栄養失調」という言葉が気になります。というのも、食料自体は困ってはいないのですが、食べているものが炭水化物ばかり…若者に多い傾向にありますが、野菜、果物を食べない。
これは昔から懸念されていますが、更には、肉、魚、大豆、といった重要な蛋白源を摂取できていない傾向にもあります。
なぜなら、時間に追われる社会の中で、出来るだけ食事に時間をかけたくないから。親が弁当を作らないとか…親から昼食代をもらった子供がその一部を小遣いとして貯めたいので、昼食も菓子パンだけとか…
このように、食料はあるけど、栄養が摂れていない日本社会が隠れ栄養失調と懸念されてます。それこそ、中学生、高校生の段階からこのような食生活ですと体がしっかりと作ることができないので、低身長化してしまう可能性も否定はできません。
3.体調を崩しやすい子供はぜひとも
特に小さいころは、成人と比べると体力が低いので体調を崩しやすい傾向にあります。ちなみに、成人でも子供でも体調が崩しやすいならどうすればいいか?体調を崩す原因は色々あります。私なんかでもトレーニングによるオーバーワークで風邪をひくことはたびたびあります。
だけど、オーバーワークまで追い込まなければまず風は引かないですね。
それには、秘密がありまして、プロテインの中に「グルタミン」というアミノ酸がありますが、免疫細胞の6割は腸内にありますが、これがグルタミンでできています。だから、体調を崩しやすい子供にはぜひプロテインを与えるとよいと思いますよ。
4.頭が良くなる?
これは、全然イメージがわかないかもしれませんが、理論的にはその効果は期待できるでしょう。なぜなら、脳細胞は、油:タンパク質=4:6です。ここでタンパク質の部分をしっかりと満たすのにプロテインは効果的です。もしかしたら、プロテインで成績を伸ばすことはできるのかもしれません。
中学生がプロテインを飲むメリットまとめ
いかがでしたか?
本日は、中学生や子供がプロテインを飲むメリットについてお話ししました。
子供だからそーいうのを飲むのは早いのではないか?寿命が縮んでしまうのではないか?など懸念されている人もいるかもしれませんが、ただのタンパク質です。中には吸収率、吸収速度を上げるために、いろいろな成分が調合されているものもあります。
しかし、本質的な考え方としては、どのようにすれば効率的にタンパク質を体内に取り入れることができるものだろうか?
特に、成長期のお子さんの場合はできるだけ十分に栄養を摂取しておきたいところです。それを考えたときにプロテインやサプリメントを活用するのはある意味普通のことなのです。
それこそ、雑誌の裏側によく記載されている怪しい身長サプリメント、グッズなどを購入するぐらいなら、一度、プロテイン、マルチビタミン、亜鉛、カルシウムなどを摂取して様子見してみることをおすすめします。