難消化性デキストリンとは?筋トレ効果のある飲むタイミングについて。

トレーニングをする場合、どうしてもエネルギー摂取はさけられません。

糖質制限をがっつりと行いながらハードなトレーニングを行うのは非常に高度なテクニックです。

確かに糖質を制限すると痩せることはできるのですが、失敗すれば脂肪だけではなく筋肉量も随分と減少しているというカタボリックな結果となります。カタボリックではなくアナボリックな結果を出すのがトレーニーの仕事ではないのでしょうか。

摂取しすぎてもダメ、摂らな過ぎてもダメ、トレーニングの強度によってもどれだけ糖質を摂取すべきか?基礎代謝によってもどれだけ摂取すべきか?というのが変わってくるわけなのでとても難しいところではあります。

トレーニング前にあえて糖質を摂取するために、カーボドリンクといったものを飲む人もいるでしょうが、間違えた飲み方をすると太る要因にもなりますので、ここを工夫したいところですよね。

そこで、難消化性デキストリンです!

難消化性デキストリンはこれまでの糖質と比較すると太りにくい糖質です。エネルギー摂取を意識するトレーニーにはとてもオススメな糖。そんな、難消化性デキストリンのお話をしたいと思います。

難消化性デキストリンとは?


まず、デキストリンとはでんぷんもしくはグリコーゲンを加水分解した糖質のことを指します。通常のデキストリンの場合、GI値が非常に高く摂取後すぐに血糖値が上昇します。急激に血糖値が上昇し、インスリンで処理しきれなかった糖質は細胞に取り込まれ脂肪として蓄積します。

甘いお菓子を食べて太る原因はこれです。

しかし、

    難消化性デキストリンの場合、確かにでんぷんであることは間違いはないのですが、玄米、全粒粉、雑穀、などと同じく食物繊維が含まれているでんぷんになります

から摂取して急激に血糖値が上昇するということがないのです。

もちろん、摂り過ぎは色々と問題がありますが、ダイエット飲料としても活用されていることもあり、減量中のトレーニーにとっては非常に心強い味方です。難消化性デキストリン入りのカーボドリンクを摂取すると良いです。

難消化性デキストリンで期待できる効果とは?


難消化性デキストリンは胚芽入りの炭水化物をでん粉にしたようなものです。そのため、効果効能に関しても、玄米などと似たようなところがあります。実際に、大腸がんの予防、脂質の代謝コントロールを行い動脈硬化を予防、免疫強化、腸内感染予防、蠕動運動促進、食後血糖値上昇抑制、糖尿病予防、肥満予防、脂質異常症予防、便秘予防と、難消化性デキストリン一つだけでこれだけの健康効果が期待できることがわかっています。

1.食後血糖値上昇予防

難消化デキストリンは、胃から小腸へ食物の運搬を円滑化する非常に粘性の強い溶液を作ります。吸水、拡散阻害、膨潤、吸着といった作用があります。摂取した食べ物は胃へ運ばれ消化酵素によって分解されます。通常のデキストリンの場合、分解後の運搬が非常に速いです。

ところが、

    難消化性デキストリンの場合は、非常にスピードが遅く、グルコースの吸収を穏やかにしますので血糖値の上昇が抑えられるのです。

玄米や雑穀米、野菜や果物に含まれる糖は何消化性デキストリンなので同じような作用が期待できるのです。

肥満防止

難消化性デキストリンを摂取すると胃の中で膨張します。これにより粘性の強い一つの塊が出来上がります。すると、胃の中でしばらく停滞しますのでデキストリンよりも長い時間満腹感を得ることができます。

ちなみに、18~20歳の女子学生に対して行ったアンケート調査によれば、GI値の高い食事ほどBMIの数値が大きくなり、食物繊維の摂取量が多いほどBMIの数値が下がる傾向にあるのがわかりました。

これは、まさに難消化性デキストリンに含まれている食物繊維が作用するのと同じこと。

    食物繊維がないデキストリンを摂取するよりも食物繊維が含まれている難消化性デキストリンのほうが腹持ちもよくダイエット効果も期待できるということです。

コレステロール上昇抑制

食物に含まれるコレステロールの吸収抑制、コレステロールの異化・代謝・排泄の促進、胆汁酸からの再吸収阻害による代謝・排泄の促進といった効果が期待できます。

排便促進

水分を吸収することにより膨潤しますので、それが結腸、直腸で蠕動運動を促し、排便の促進を行います。

ミネラル吸収促進

短鎖脂肪酸を作るため体内にあるミネラルの吸収の促進を行います。

以上のように、難消化性デキストリンは体にとって非常にメリットの多いデキストリンになります。摂りすぎると、下痢、胃痛、低血糖のリスクが懸念されますので摂取量はしっかりと守ることがポイントになりますが、その限りであればよい健康食品といえますね。

難消化性デキストリンの飲むタイミングとは?


それでは、筋トレの減量時に難消化性デキストリンのカーボドリンクを摂取するとして、一体どのタイミングで飲むのが効果的なのでしょうか?おすすめな飲み方についてまとめてみましたので参考にしてみてください。

空腹前

空腹になるということは、脳がエネルギー不足になっています。血中のブドウ糖が欠乏していますので、このままの状態が続くと筋肉がどんどん分解されていきます。だから糖を摂る必要があるのですが、急激に血糖値が上昇するデキストリンを摂取するよりも、徐々に血糖値が上昇していく難消化性デキストリンを摂取したほうが太りにくい上に筋肉の分解も抑えられるのでメリットが大きいのです。

トレーニング前

トレーニング前に栄養が足りていないと強い負荷を与えたときの反動で筋肉の分解が激しくなります。高強度のトレーニングを続けるとコルチゾールというストレスホルモンにより筋肉の分解が行われますが、

    これを阻止するためにあらかじめ難消化デキストリン、アミノ酸などの栄養素を摂取しておくと分解予防になります。

トレーニング後

トレーニング内容にもよりますが、高強度のトレーニングを行った後というのは血中の栄養素が枯渇しています。ですから一刻も早く、栄養補給を行ため、デキストリンなどの糖質を摂取すること。後は余裕があればアミノ酸サプリメントを摂取しましょう。

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以上のように、難消化性デキストリンは通常のデキストリンよりも血糖値が上がりにくいという特徴をもっています。さらに、血中のエネルギー源になるのため筋肉分解を抑制。減量中のトレーニーにはおすすめな食品というコトですね。

血糖値が上がるカーボドリンクを使用されているならぜひ一度、難消化性デキストリンをお試しください。

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