ヒューマンフラッグ(人間鯉のぼり)で使う筋肉と効果的なトレーニングとは?

どうもこんにちは!

ベストボディナビの佐藤です^^

本日はヒューマンフラッグについて解説したいと思います。

さて、たまにテレビでパフォーマンスの一つとして体操選手やポールダンサーが床から上に伸びたバーにつかまり、体を横に伸ばす動作をします。これはまるで鯉のぼりのような様から、日本では人間鯉のぼりなんて風にも呼ばれています。

通称は、ヒューマンフラッグです。

まあ、普通に考えてバーにつかまり体を横に伸ばす行為は超人的なところがありますので、なかなか普通の人が出来るような種目ではないような気もしますが…

難易度はトレーニング種目の中ではかなり高く、ドラゴンフラッグよりも難しいとは思いますが、超人技というほどではないと思います。ドラゴンフラッグのように腕や肩の力で全体重を支えきるだけの力があるのであれば、実践可能だと思います。

それでは、ヒューマンフラッグがどのような筋肉を使い、どうやって練習すればよいのかなどを解説していきたいと思います。

ヒューマンフラッグ(人間鯉のぼり)で使用する筋肉部位について。

これは私がヒューマンフラッグ(人間こいのぼり)を実践してみた結果、この筋肉が重要なのではないか?という個人的な見解に基づいて書いてみましたので賛否両論はあるかもしれませんが参考までにご覧ください。それでは行きましょう!

1.握力

バーにつかまって体を横に伸ばすわけですから、握力に体重がかかります。そのため握力は強いか、体重が軽いほうがやりやすい種目になります。しかし、仮に体重が軽くても握力が非常に弱い場合は実践不可能なので、第一の課題は握力強化と適正体重をキープすることです。

2.肩力

ヒューマンフラッグは上の腕はバーを引きつけるような体勢を作ります。バーを握って引きつける動作は腕の力ではなく肩の力をを使います。ですので、僧帽筋が強いほうがヒューマンフラッグはやりやすいといえるのです。

更に、下の腕は伸ばしきって体重を支える感じになりますので三角筋のが強いほうが良いです。

3.背筋力

バーを握って鯉のぼりのように横にまっすぐになりますのでこのときに、広背筋や脊柱起立筋が作用するので背筋力は強いことに越したことはありません。特に引きつける動作は僧帽筋はもちろんのこと、ローイングマシンやラットプルダウンの動作とそっくりなので広背筋が頼りになるのです。

4.軸の力

横に伸びるということは、軸の筋肉が重要になります。普段フリーウエイトやマシントレーニングばかりやっている方でヒューマンフラッグにチャレンジしてもうまくいかない人も多いはず。その理由は、軸が弱いからです。この動作は、サイドプランクやサイドベントで使用する筋力が重要になります。

逆にいえば、いくら体を上に持ち上げることができたとしても、軸が弱ければ横に伸びることはできません。

握力トレーニング

バーを握って全体重をそれで支えるわけですから強い握力があるに越したことはありません。おすすめする握力トレーニングを二つほど紹介します。

2・COCハンドグリッパー

強く握りこむ力を養成するには、3~5回程度が限界値である非常に強度の大きなハンドグリップを数セットぐらい握りこむことがポイントになります。パンプアップさせることではなく、神経のリミッターを外して握力を増強することが目的となります。

3・バーにぶら下がる

バーを握り続ける必要がありますので、それに合わせたトレーニングを行うことがポイントとなります。懸垂のように横に伸びたバーを握ってぶら下がるのも有効ではありますが、どちらかといえば、種目に近いトレーニングを行うことが効果的です。

縦に伸びたバーを縦に握りぶら下がる。初めのうちは両手でぶら下がってもよいですが、慣れてきたら片手でぶら下がります。これをやることによってヒューマンフラッグで必要な握力を強化することができます。

4・ピンチ力

ピンチ力とは挟む力になります。指でプレートをはさみ持ち続けるなどのトレーニングで強化できます。握力にもいろいろなものがありまして、一発強い力を出すクラッシュ、握り続けるホールド、指で物体を挟むピンチ。優先的なのはホールド力になりますがほかの二つもしっかりと鍛えておくと良いですね。

身体を伸ばすときに重要な体幹トレーニング

1.サイドプランク

片手で床に手を着き、頭から足まで一本の軸を作ります。そうすることで、脇腹に重力がかかります。これは、ヒューマンフラッグで横に体を伸ばす動作に非常に近いところがありますので是非やっておきたいトレーニングですね。負荷に物足りなさを感じるのであればプレートを抱きかかえて行うとよいでしょう。

2.サイドベント

サイドベントは横腹を鍛える種目です。起立した状態で片方のサイドにダンベルやプレートを持った腕を構えます。そこから、ウエイトを持った腕のほうに体を倒し、逆側の横腹がしっかりとストレッチされることを意識しましょう。ここから横腹にウエイトが乗っていることを意識しながら持ち上げていきます。上げたとき、下げたとき、いずれも完全に負荷がぬけきれない位置で行うとよいでしょう。

3.プランク

肘をついて、脚を後方へ伸ばし腕立て伏せのようにつ先立ちになります。頭と足を一本の線で結ぶような形を作り体幹に負荷がかかるような体勢を一定時間キープします。初めてやる場合1分も結構きついと思います。

筋力アップに重要なトレーニング

1.僧帽筋の強化

僧帽筋を効率的に鍛える種目といえばやはりショルダーシュラッグでしょう。バーベルを手前に構えて、肩を上げる力だけで持ち上げます。ボトムポジションは肩が完全に落ち切る手前、トップポジションは肩がしっかりと収縮されるところまで持ち上げます。これを繰り返すと僧帽筋の強化にもつながりますし、肩こり予防にもなります。

2.ラットプルダウン

僧帽筋と同じく、握ったバーを引きつける際に作用する広背筋を強化するトレーニングです。懸垂でもよいのですが、どうせなら高負荷で効率的に筋肉を強化するならウエイトトレーニングのほうが良いでしょう。他にも、ローイングマシンなどを活用することで効果的なトレーニングが行えます。

3.ショルダープレス

ヒューマンフラッグは体勢を支えるため、下の腕は伸ばしきり肩の力で押すことが重要になります。ここで三角筋が作用しますのでショルダープレスで効率的に強化することができます。

4.デッドリフト

背中の筋肉を効果的に鍛えるのであればやはりデッドリフトではないでしょうか?挙上量にもよりますがしっかりとウエイトを腰に乗せて、床引きで行えば脊柱起立筋に負荷もかかります。ヒューマンフラッグで体を伸ばして体勢を維持するときに重要になります。

ヒューマンフラッグ(人間鯉のぼり)の練習法

確かにこのように、ヒューマンフラッグ(人間鯉のぼり)が上達するために必要だと思われるトレーニングについてお話しさせていただきました。しかし、実際はヒューマンフラッグを練習しなければいくら筋力を強化したところで上手くなるものではありません。練習する中で体の使い方を覚えていきます。むしろ、筋トレよりもそっちのほうが重要だったりします。それではどのようにしてヒューマンフラッグを実践すればよいのかお話ししていきたいと思います。

1.バーを引きつける

上にくる手でバーを引きつけます。ここでは順手、逆手のいずれでも構いませんが、個人的には逆手がやりやすい気がします。つま先立ちになるぐらいの高さになるようにバーを握りこみます。まず、片手でこれが出来るようになるまで練習をしてみてください。

2.下の手を押し込む

下に来る手もバーを握りますが、やりやすいと思ったのは親指が下に来るような握り方をします。そして、肘は軽く曲げ、そこに体を乗せるイメージで上体を持ち上げます。

3.フィニッシュ

上にくる手でしっかりと引きつける(肩や体幹の力を使う)

下に来る手はしっかりと押し込む。手幅が広くとるとやりやすくなるかと思います。

軸をしっかりと作り、体を横に伸ばすことが出来れば完成です。なかなか横に伸ばしきることが出来ず、ヒューマンフラッグを完成させられない人も多いかと思いますが、これは体幹力と練習によって解決することができますのであとはどれだけやりこむかですね。

パーソナルトレーニングジム-24/7

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