ゴリラの筋肉がやばい!握力500kgオーバーの霊長類最強の筋肉について語ります。

人間は非常に弱い動物です。肉弾戦で対野生動物と戦うとしたら、どう考えても勝ち目がない。私も過去に武術を学んでいたことはあります。ベンチプレスも130~140kgぐらいは挙がるし、スクワットも160kgぐらいは挙げられます。

だけど、ゴリラと戦ってくれと言われたら絶対に断ります。よく、総合格闘技の世界で「霊長類最強」という言葉が登場しますが恐れ多いキャッチコピーです。「人類最強」という風に表現したほうが正しいです。

仮に、格闘技を覚えたゴリラがリングの上に登場したら人間である以上奇跡でも起きない限り勝てるわけがないです。やっぱりね。過酷な自然界で生きる野生動物は精神力、身体能力は比べ物にならないぐらいの強さ。

銃を持って戦ってようやく勝てるぐらいですからね。そこで、本日はゴリラの話です。イメージ的にゴリラって筋肉がムキムキで強い感じがしますが実際にその通り。ゴリラがどれだけ強いのか?そんな話をしたいと思います。

ゴリラの概要を軽く説明します。

1.生息地

アンゴラ(カビンダ)、ウガンダ、ガボン、カメルーン南部、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国東部、赤道ギニア、中央アフリカ共和国南部、ナイジェリア東部、ルワンダ

2.形態

体長 170~180㎝(オス)150~160㎝(メス)
体重 150~180kg(オス)80~100kg(メス)

3.性格

基本的にはおとなしくどちらかというと臆病。害獣として狩猟されることも少ないため人間に対しては警戒心が薄いとされています。そのため野生のゴリラでもなつくケースというのはよくあるハナシ。

ただ、おびえているゴリラであったり、縄張りに入ると激怒することもあるそうです。しかし、基本的には性格はやさしい動物で人間を助けるなどの事例は何度もみられています。また、生態系としては天敵はヒョウです。

ゴリラは人と同じで神経が発達している動物なので痛みにはものすごく敏感です。なのでヒョウのような動物はゴリラにとっては厄介。逆に襲い掛かってきたヒョウをパンチで殴り殺したという事例もあるようです。

ゴリラの筋肉は人間とはレベルが違う。

1.握力が次元違い

日本人の成人握力は男性45kg、女性25kgとかそんなものです。60kgもあれば驚かれてしまいます。では、ゴリラの握力はどれぐらいなのでしょうか?わからないです。。。本気でものを握った姿は確認されていませんが、500kgはある。1トンぐらいはあるのではないかと言われています。

確かに、発狂したメスのチンパンジーが500kgという数値を出したので体重も3倍大きいゴリラがそれぐらいの数値を出してもおかしくはないでしょう。人間が計測する握力系を握ったら普通に握りつぶしてしまいそうですwww

2.背筋力は本当に400kg?

室伏広治やアレクサンドル・カレリンが背筋力がゴリラレベルとして超人的なパワーで話題になっていますが、本当にゴリラって背筋力は400kgとかそんなものか?背筋計の計測はどのようなやり方をするかで数値がまったく異なります。

デッドリフトのように足の踏ん張りを思いっきり使えば数値も大きくなります。これが本当に背中の起立だけの力で400kgとか行くなら凄い。ただ、デッドリフト世界チャンピオンは500kg以上のバーベルを持ち上げます。

負荷が足に分散しているので100%背筋力と比例しているかといえばそれはないと思いますが、背筋力にすれば300kgは超えていると思います。では、ゴリラはどれぐらい持ち上げるのか?はい、1000kgです。

バーベルを腰の力だけで1000kg持ち上げる。その時点で背筋力が400kgしかないというのは信じ難いです。まあ、どれぐらいの背筋力化はわからないですけれども、超人と言われているこの人たちよりも絶対強いと思います。

3.ゴリラと人間がタイマンしたら?

ゴリラは心優しい動物であまり好戦的ではないのでタイマンは張らないと思います。ただ、仮に肉弾戦となったら一瞬で人間が負けるでしょう。どんなに格闘技で慣らして機敏な動きができても。

武術で達人クラスの領域に達していてもです。もし仮に、ゴリラの武器である握力。捕まれないようにうまく立ち振る舞って懐に入り一発入れることができたとしても人間とは比べ物にならないぐらい分厚い皮、分厚い筋肉、鬼のように硬い骨。

ただ、怒りを買って終わりでしょう。では、八極拳の達人がゴリラと勝負したら。。。李書文クラスならわからないけど浸透勁で内臓を破壊できるか?肘打ち入れてもゴリラのアバラは多分折れない。対人間なら通用しても動物ならどうなのか?

まあ、早い話が圧倒的に次元が違うので、人間対人間で圧倒的に強くても、人間対動物になるとなかなか難しいのではないかな?体の構造だったり身体能力の部分を考えると勝てるはずはないだろうと思いました。

ゴリラはどうしてマッチョのままなのか?

1.ゴリラの筋肉は衰えない?

人間であれば1か月間トレーニングを一切しなければ筋肉はかなり衰えるでしょう。むしろ、トレーニングをしている人でも少し間違えた食事をしてしまうだけで筋肉は萎んだりします。消費エネルギーと摂取する栄養バランスが取れていないと体が崩れていきます。

人間の場合は強い負荷を与えることによって再生。破壊と再生を繰り返すことによって徐々に筋肉が太っていきます。栄養と筋トレ。これがないと筋肉は成長していかないのが人間の常識です。しかし、これはあくまでも人間の常識でありゴリラの常識ではないのです。

他の野生動物にもその傾向はありますが、ゴリラを見ているとそれがよくわかります。別に人間みたいに筋トレしているわけでもないのに筋肉はムキムキ。木に登ったりするから、筋肉が発達するのだろう?

しかし、それだけで筋肉はつくか?それに、動物園にいるゴリラなんて運動はほとんどしていないのに筋肉はムキムキ。つまりは、トレーニングをしなくても筋肉を維持し続けることができるということです。

2.ゴリラは肉を食べないのに筋肉が凄い理由

我々人間は肉やプロテインなど高たんぱくな食事を行うため筋肉の材料となるたアミノ酸がたくさん供給され筋肉が増えていく。HMBサプリメントのようにロイシンをたくさん摂らないとダメといわれていますがそーいうことなんです。

では、ゴリラの食事は植物、昆虫、カタツムリなどです。昆虫やカタツムリといった陸貝はタンパク質が豊富ではありますが、ゴリラの体重から考えて最低でも1日あたり180gのタンパク質は必要。できれば、300gぐらいは必要なのでは?

と、人間的な常識から考えましたが、ゴリラの場合は、毎日18kgの食事を行うのでいくらタンパク質の量が少ない植物でもこれだけ大量に食べれば十分なぐらいの摂取量が満たせる。そして、もう一つはタンパク質の合成を抑制するミオスタチンというアミノ酸が人間よりも少ない。こういった理由から特別にトレーニングをしなくても肉体美を維持できるのではないかといわれています。

人間が頑張ってもゴリラに追いつけない理由

ゴリラ、チンパンジー、人間の先祖は共通の存在で、生活の目的に応じて枝分かれしました。木の上で暮らすゴリラ、さらにその中で集団社会で暮らすチンパンジー。森を離れて草原で暮らすようになった人間。

二足歩行を覚え文明を築いていく。昔のように自然界で暮らすこともなくなりましたのでそれに応じて骨格、筋肉も細くなりました。神経系に関しても制御されます。つまりは、強い力を持つ必要のない生活を選んだため人間はいくら頑張っても動物よりも強くなれない。

逆に動物は外敵に襲われたり、厳しい自然界で生き抜くためにどうしても強い力が必要になります。よって、トレーニングしようがしまいが強いのです。それは自然の法則によって成り立ったものなので仕方がないこと。

生まれ持って身体能力が高い野生動物には勝てないのです。その代り、人間は知能という最高の宝を手に入れることができました。これがあるからこそ、テレビ、ゲーム、インターネット、なんでもある環境で暮らすことができています。

なので、頑張ってゴリラのような身体能力を身に着けようとすること自体おかしいこと。人間は人間の中で高い身体能力を目指し、野生動物には勝てなくても便利な環境で暮らせればそれでよいのでは?私はそー思います。

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