福島麻里さんをご存知でしょうか?
フィットネスビキニやボディビルディングの大会で活動されておりまして、『筋トレ女子が輝くコンテストセミナー』といったJBBFの講師としての活動も行っておられます。
最近、テレビにも出演されていまして、年末の特番「超!超人女子」の武井最強軍団としても参加されました。フィットネスビキニはボディビルディングの中のカテゴリーの一つ。
ベストボディジャパンのようにスレンダーな細身ではなく、しっかりと筋肉を作り上げる競技になります。実際、福島さんのトレーニングの様子を見ると、しっかりとウエイトで体を追い込んでいます。
さて、そんな福島麻里さんのトレーニング内容についてみていきたいと思います。
福島麻里とは?
福島麻里さんは、2015年12月5日放送の炎の体育会TV LiLiCo ボディビル全国大会への道も出演されたことで知名度が急上昇しています。そんな、福島さんのプロフィールを簡単にまとめてみました。
生年月日 1988年11月16日
身長 165cm
体重 50kg
居住地 大阪府
職業 パーソナルトレーナー
成績 第4回 オールジャパン・フィットネスビキニ選手権 第2
福島さんの体つきを見るとしっかりと鍛えこんでいるのがうかがえます。身長165㎝に対して体重が50kgですので、筋肉質の割には体重が少ないようにも思えますが、女性ですからね。絞り込んだときは脂肪が非常に薄い。普通の50kgの女子とは体のつくり方が全く違う。
福島麻里の筋力トレーニングについて勝手に解説してみます。
1.ブルガリアンスクワット

ブルガリアンスクワットは片足にウエイトを載せるスクワットになりますから通常のスクワットよりも重量を持つのは困難を強いられます。やり方もウエイトを前方に乗せることで大腿四頭筋に負荷がかかりやすくなります。
逆に、後方にウエイトを乗せることでハムストリングスに負荷がかかります。また、ウエイトを肩に担いで、前足、後ろ足の体勢を作ることで自然と内転筋が支えの役割を果たすため意外と内転筋も強化されているのです。
大腿四頭筋をがっつりと強化したいのであれば通常のスクワットでもよいと思いますが、足のパーツの中でおダイレクトに負荷をかけたり、刺激を変えてみたいときはブルガリアンスクワットを導入してみるとよいです。
2.ビハインドネック

通常のラットプルダウンの場合はフロントであり、胸の前まで降ろすフォームです。しかし、ビハインドネックの場合は肩甲骨周辺にある僧帽筋を鍛えこむのでバーを下す位置は首の後ろになります。背筋をしっかりと反る。
そして、バーをひきつけながら頭をしっかりと前に倒す。福島さんの場合は引きつけたとき。ボトムポジションに入ったときにしばらくキープする。そして、トップポジションへ。というような挙動を繰り返します。
これの効果は収縮の時間を延ばすことで、スクイーズの効果を上げることを狙っていると思われます。やはり、フィットネスビキニの選手は肩を美しくする必要がありますから僧帽筋の肥大は必要不可欠なのでしょう。
3.チェストプレス

チェストプレスは大胸筋を鍛えるウエイトトレーニングです。このシーンはプッシュしている状態。つまりは、スクイーズの段階です。このときのポイントは、肩を上げずしっかりと降ろす。そして、ベンチプレスと同様に肩甲骨を閉じることです。
ボトムポジションに達したときはしっかりと大胸筋のストレッチを意識することです。十分に大胸筋が伸びており力が入っている。ここが筋トレにおけるストレッチ効果を上げるポイントでもあるのです。
ここから、無駄な力を使わず大胸筋で押し上げるようにトップポジションまで持ってくる。フィニッシュは大胸筋をスクイーズさせることを意識します。いや、しかし、福島さんの大胸筋上部の横に走る筋肉のライン、三角筋の割れ目は素晴らしいですね。
4.シーテッドロウ

シーテッドロウはシートに座り、足を延ばしパットにしっかりと固定します。ここからケーブルを体の手前までひきつけることで広背筋の収縮を狙います。これもバリエーションだったり人によってやり方が異なりますね。
ちなみに、福島さんのやり方ですと体を若干後傾しています。逆にここであえて後傾しないで背筋を起立した状態でやる人もいます。私個人的には足を延ばさず膝をやや曲げた体勢でケーブルを後ろに引きつけ左右から広背筋を閉じるようなトレーニングフォームで行うとよいと思いました。
重要なのは広背筋に効かせることですから、どうやって収縮させるか?ここですよね。そのためには背筋を正すというポイントは守らないといけません。ローイング系の種目はすべて背筋を張るようなフォームで行います。
5.バーベルカール

バーベルカールを実践されています。バーベルカールやダンベルカールは意外と難しい種目でして、ただウエイトを巻き上げればよいというモノでもありません。カールにおいて重要なポイントは、いかにして上腕二頭筋に負荷をかけるか?ということなのです。
よくある悪い例がバーベルやダンベルを巻き上げるときに首をすぼめてしまう。首をすぼめると僧帽筋に負荷が逃げてしまいますから必ず、肩を落とすこと。後は肘の位置を常に固定すること。これを守ってトレーニングをすれば軽い重要でも結構スクイーズできますし、十分に筋肉痛まで追い込めたりします。
もう一つ欲を言えば、手首の力を使わないようにすることです。無意識に手首の返しを使ってしまいますと、前腕筋に負荷を逃がすことにもなりますから、リストストラップを使うとか手首の力を使わない工夫をするとよいです。