デッドリフトを始めたばかりのことは、挙上量もそこまでいかないと思います。たとえば、私の場合はデッドリフトを床引きで初めて行ったときは80kg持ち上がりました。ある程度鍛えこんでいる男性であえれば80kgのウエイトをホールドし続けることは難しくはありません。
なぜなら、80kgのバーベルということは片手にのしかかる重量は40kgです。これぐらいならなかなか外れるということもないと思います。しかし、挙上量を増やしていくにつれて握力もある程度鍛えられてはきます。
ただ、デッドリフトはそこまでダイレクトに握力を鍛える種目ではありませんからどこかで握力不足に悩まされるときが来ると思います。デッドリフトで140kg近く持ち上げられる力はあるのに握力がないあまり挙上の時に外れかける。
これでは危険ですよね。そこで、デッドリフトを始めるといつかぶち当たる握力不足の壁を突破するためにはどうすればいいのか?この対処法について思ったことを書いてみたいと思います。
デッドリフトで握力が持たないならばこれをやればいい。

1.リストストラップを使用する
まず、握力が持たない。挙上するときになからず重力により指が開いてしまうのならしっかりとリストストラップで固定して握力を補強することをおすすめします。そんなことで大丈夫なのか?と思われる人もいるかもしれません。
だって、ストラップで手首とシャフトを巻き付けるだけでしょ。それで補強なんてできるのか?理屈としては手首とバーをストラップでつなげるようなイメージです。ここで固定が甘い場合は外れたりしますが、ある程度しっかりと巻き付けて、尚且つ、自分の握力も使うことで外れなくなりあます。
2.パワーグローブを使用する
パワーグローブはリストストラップと同じようなものです。巻きやすさといえばパワーグリップでしょう。短所はリストストラップほど自由度が効かないところですかね。しかし、デッドリフトであればこれでも問題なく実践することができると思います。
3.オルタネイトグリップ
通常はサムアラウンドグリップ握っていると思います。デッドリフトは、左右逆に握るオルタネイトグリップで握るトレーニーが多いです。なぜなら、オルタネイトグリップで握ると負荷を分散することができるので持ち上げるときはサブアラウンドグリップよりも外れなくなります。
リストストラップやパワーグローブを使用するデメリット

リストストラップやパワーグローブを使用することで重たい重量でバーベルを持ち続けることができます。ただ、それは握力を極力使わずにバーをホールドし続けるということにもなりますから、握力や前腕のトレーニングをさぼることにもなります。
面白いことにジムでゴリゴリに鍛えこんでいるトレーニーも意外と握力が弱いというケースは珍しくないです。ムキムキだと思って握力を計測してみたら50kgないとかね。つまり、握力は意識的に鍛えられていない人が多いということです。
プル型の種目を実践することである程度は強くなります。もちろん、握力が持たないぐらいの重量であればリストストラップやパワーグリップを使用してもいいです。しかし、クールダウンでウエイトを落としている時に十分ホールドできる重量でチャレンジする場合はストラップやグリップ無しで行うとよいです。