どうもこんにちは!
ベストボディナビの佐藤です^^
本日は上腕二頭筋を鍛える「バイセップカール(バイセプスカール)」という種目について解説したいと思います。
やはり男性ならば盛り上がった力こぶに憧れるかもしれませんね。
確かに筋肉の面積を増やしたいとか、とにかく丸太のように太い腕が欲しいなら上腕二頭筋よりも上腕三頭筋を鍛えこむべきです。だけど、ガッツポーズを行ったときに盛り上がりを見せる高いピークがあればやはり印象も違います。
ですから、優先的に鍛えるところは上腕三頭筋だとしても、ボディデザイン的なところを考慮すれば上腕二頭筋も鍛えておくべきです。
そこで、今回解説するのが「バイセップカール(バイセプスカール)」という種目です。
それでは行きましょう!
バイセップカール(バイセプスカール)とアームカールは一体何が違うのか?

まず、アームとは直訳すると腕という意味です。
そんなアームカールは、ダンベルカール、バーベルカール、コンセントレーションカール、ケーブルカールなどカール系のトレーニングの総称をいいます。
それに対して、バイセップとは二頭筋という意味です。
また、アームカール同様に、カールの種類を総称したものをバイセップカールといいます。つまりは二つは全く同じものであるというコトがわかります。サイドレイズとラテラルレイズが同じように名前は違えど中身が一緒の種目っていくつかあるんです。
これに対して、思うことが、アームは腕、バイセップが上腕であるならバイセップのほうが意味合いとしては伝わりやすいと思います。ただ、日本のジムではあまりバイセップカールとは言わないかもしれません。
アームカールは伝わりやすいですが、バイセップカールですとどうでしょう…
バイセップカール(バイセプスカール)とアームカールの効果的なやり方について。
アームカールもバイセップカールも同じものであればフォームも同じです。また、カール系のトレーニングにはたくさんの種類がありますけど、いずれも基本的なところは一緒です。どれだけ上腕二頭筋に負荷を効かせるか?前腕に分散させないためにはどうすればいいか?
1.スタートポジション
ダンベル、バーベルをセットし、足幅肩幅程度に開き起立します。つま先は正面を向けます。この状態でウエイトを持ち、胴体、下半身で土台を作り体がブレないように意識します。
2.トップポジション
肩を落として肘を固定します。ここからダンベルもしくはバーベルを巻き上げるように挙上します。ここで上腕二頭筋がしっかりと収縮されているからどうか?前腕に負荷が分散されていないか?収縮されやすいように可動域も考慮してトレーニングを行っていきましょう。
3.ボトムポジション
ウエイトを下におろしていきます。このとき、降ろしすぎて上腕二頭筋に力が完全に抜けてしまいますと、筋肉への負荷が解けてしまいます。それだと非常にもったいないですから負荷が乗っている位置をキープします。
バイセップカール(バイセプスカール)で意識すべきポイントについて。

1.マッスルコントロール
マッスルコントロールとは筋肉に負荷がしっかりとかかっているとか、しっかりと収縮されているとか、しっかりと伸展が出来ているとか、意識的なポイントになります。マッスルコントロールについて勘違いした時期がありましたが、中学の部活の顧問の先生に「筋肉が動いていることを意識してトレーニングしろ!」
とか言われたことがありましたが、これだと抽象的すぎてなんのことかわからないかと思います。動いているのは分かります。だから、動いていると意識してトレーニングするだけでは多分あんまりマッスルコントロールの効果は得られにくいのではないかと思います。
そうではなく、まずはどこをターゲットとなる筋肉にするのかを考えます。
そして、ウエイトをもったとき、自重を乗せたとき、しっかりとその筋肉に負荷を与えられているのか?筋肉の収縮が出来ているのか?など細かいポイントかもしれませんがこれがわかるようになるとトレーニング効果が全然違ってきます。
特に、カールのようなアイソレーション系の種目。上腕二頭筋は小さな筋肉ですのでしっかりとトレーニングをしているつもりでもうまい具合に負荷がかかっていなければほとんど意味がないですからね。
2.可動域
どんなトレーニングでも可動域は非常に重要です。アームカールの場合はウエイトを持つことで上腕二頭筋に負荷をかけた状態をキープさせます。ボトムポジションに持ってくる際に下げ過ぎてしまいますと、筋刺激が完全に抜けてしまいます。
逆に巻き上げすぎるのもよろしくないことでそれも筋刺激を抜く行為です。常に、一定の筋刺激をかけ続け収縮、伸展を行うことで筋肉の成長へつなげ安いのではないかと感じられます。
3.重量選定
男性に多いのですがとにかく重い重量で行えばよいと考える人もいます。もちろん、それは正解ではありますが、重量にこだわるあまり上腕二頭筋にしっかりと負荷を乗せられるようなフォームが出来なければはっきりいって意味がありません。
ウエイトは持ち上げるけど思いっきり体を使っていたり、肩をすぼめてしまっては体全身へ負荷が分散されているでしょう。
そうではなく、上腕二頭筋に負荷がかかるようなフォームでトレーニングを行います。そのため、マッスルコントロールもできて、適切な可動域で、フォームも崩れないような重量でトレーニングを行うことをおすすめします。
4.効かせるフォーム
肩を落とす。実はこれだけでも上腕二頭筋に効かせやすいフォームのトレーニングができます。ダンベルの場合はダンベルを持った腕の肩を落として逆の肩を上げるようにして体勢をつくったらカールを行うと肩へ負荷を分散させにくくなりますから非常に有効なやり方です。特に、肩が上がる癖がある方はこのやり方でチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
バーベルの場合はダンベルのように肩を落としにくい感じは有りますけど、それでも肩を落としてトレーニングを行えばかなり上腕二頭筋へ効かせやすくなります。
5.手首を固定する
手首の返しを使ってしまいますと前腕に負荷が逃げてしまいます。それを避けるために手の甲を突き出すようにして前腕に力が入りにくくすれば上腕二頭筋に集中させやすくなります。また、これがなんかしっくりこない場合はリストストラップなどを活用して手首を真っすぐ固定するとよいです。
バイセップカール(バイセプスカール)のまとめ

いかがでしたか?
本日は、バイセップカール(バイセプスカール)についてお話ししました。
バイセップカールはアームカールと一緒で、カール系トレーニングの総称になります。
カールは一見すると非常にシンプルなトレーニングです。ウエイトをひたすらカールしていればよいだけのトレーニングですからね。
ただ、何も考えずにカールしているとしっかりと上腕二頭筋に負荷がかからない可能性もありますから今回お話ししたようなポイントを守るとよいですよ。
これらを意識するだけで上腕二頭筋への負荷が全然違ってくるはずです。
また、カールも一つの種目しかやらないのではなく、いろいろな種目をやって限界まで追い込んでいきましょう。ダンベルカールだけではなく、バーベルカール、コンセントレーションカール、ケーブルカールなど色々メニューに組み込むことで筋肥大の効果も期待できるでしょう。