ベンチプレスの体重別男女平均重量のまとめと日本人の運動不足が懸念される話

今日はベンチプレス平均重量についてです。

カッコイイ、ヘラクレスボディを目指すなら大胸筋のトレーニングは避けられないでしょう。大胸筋がしっかりと盛り上がっている、薄くてアバラが見え見えの胸ではどっちがいいか?当然トレーニーなら前者を目指すべきです。

そんな中で、ベンチプレスという種目はセットメニューに組んでいただきたい基本種目なのですが、これを数か月やるだけでも大胸筋の形は全然変わってきます。

ちなみに、私が初めてベンチプレスに取り組んだのは中学二年のころで30kgぐらいだったと思います。その頃は自分がどれぐらいのレベルなのか全くわかりませんでしたが、ここで平均重量というものを把握しておくと非常に便利です。

なぜなら、自分が平均重量が挙げられているのかどうか?もし、挙げることが出来なければそれを第一目標として設定することもよいのではないでしょうか?男性ならどうせやるなら1年~2年以内には100kgぐらいはぶち上げてほしいですが、始めるなら平均重量からでいいと思います。そこで、今回はベンチプレスの平均重量についてみていきたいと思います。

日本人のベンチプレス平均重量はどれぐらいなのか?

日本人のベンチプレス平均重量がいったいどれぐらいなのか?はっきりとはわかりませんが低いです。たとえばベンチプレスの平均重量を知れる文献に『競技者のためのウエイト・トレーニング (スポーツ・ライブラリー 31) 』窪田登

ここで参加者43人の平均重量が40kg程度であったこと。参加者が43人しかいませんので信憑性を追求すると微妙なところがありますね。統計データをとるためにはもう少し参加人数が多いほうが良いかなと思いました。

しかし、個人的にそこから大きく違わないとは思っています。

なぜなら、確かに運動している人からすれば挙上量はまあまあ大きくなるでしょう。私の周りにもベンチプレス100kg超のトレーニーはぽつぽついますからね。しかし、全体的に見てみるとどうでしょうか?

(資料) 文部科学省「体力・スポーツに関する世論調査」(2013年実施)

このグラフからわかることは、毎週1日以上運動している20代は非常に少ないです。そしてわかるのは、年齢層が上がれば上がるほど運動をする傾向にあります。若者は働いている人が多いため時間がないというのもあるでしょう。

 

日本人の運動不足が懸念されている以上、ベンチプレスの平均重量も大きくはならないはずです。もちろん、アスリートだけを集めれば挙上量は大きなものになるでしょうが、ほとんどが運動を行わない人と考えると、40kg、50kgとかその程度であると考えてもまんざらでたらめなことではないと考えられます。

もちろん、ベンチプレスの挙上量が小さいからダメだとはいいません。どちらかといえば、スクワットの挙上量が小さいほうが問題です。なぜなら、人は足から衰退していきます。そして、やがて歩けなくなるので年を重ねれば重ねるほど足の運動は意識しましょう。そーいう私も脚トレは嫌いですが毎週1回は下半身の日を設けています。

話は少し反れてしまいまいましたが、結論からいえば、「日本人のベンチプレス平均重量はどう考えても低い」更にいえば、「運動能力も平均すると低い」と考えらえます。もちろん、運動を日ごろから心がけている人からすれば無縁な話になりますけどね。

では、それを踏まえたうえでベンチプレスの平均重量を目指すと何を指標にすればよいかわからないです。そこで、海外のベンチプレスの挙上量平均を参考にするとよいかと思いましたので簡単にまとめてみました。

ベンチプレスの平均重量 男性

体重60kg

初心者 35kg
初心者プラス 51kg
中級者 72kg
上級者 96kg
アスリート 122kg

体重65kg

初心者 40kg
初心者プラス 57kg
中級者 79kg
上級者 104kg
アスリート 131kg

体重70kg

初心者 44kg
初心者プラス 63kg
中級者 85kg
上級者 112kg
アスリート 140kg

体重75kg

初心者 49kg
初心者プラス 68kg
中級者 92kg
上級者 119kg
アスリート 148kg

体重80kg

初心者 54kg
初心者プラス 74kg
中級者 98kg
上級者 126kg
アスリート 156kg

体重85kg

初心者 58kg
初心者プラス 79kg
中級者 104kg
上級者 133kg
アスリート 164kg

体重90kg

初心者 63kg
初心者プラス 84kg
中級者 110kg
上級者 140kg
アスリート 171kg

体重95kg

初心者 67kg
初心者プラス 89kg
中級者 116kg
上級者 146kg
アスリート 178kg

体重100kg

初心者 71kg
初心者プラス 94kg
中級者 121kg
上級者 152kg
アスリート 185kg

体重105kg

初心者 75kg
初心者プラス 99kg
中級者 127kg
上級者 158kg
アスリート 192kg

体重110kg

初心者 79kg
初心者プラス 103g
中級者 132kg
上級者 164kg
アスリート 198kg

体重115kg

初心者 83kg
初心者プラス 108kg
中級者 137kg
上級者 170kg
アスリート 204kg

体重120kg

初心者 87kg
初心者プラス 112kg
中級者 142kg
上級者 175kg
アスリート 210kg

体重125kg

初心者 91kg
初心者プラス 117g
中級者 147kg
上級者 181kg
アスリート 216kg

体重130kg

初心者 95kg
初心者プラス 121kg
中級者 152kg
上級者 186kg
アスリート 222kg

体重135kg

初心者 98kg
初心者プラス 125kg
中級者 156kg
上級者 191kg
アスリート 228kg

体重140kg

初心者 102kg
初心者プラス 129kg
中級者 161kg
上級者 196kg
アスリート 233kg

ベンチプレス平均重量 女性

体重40kg

初心者 8Kg
初心者プラス 18kg
中級者 32kg
上級者 50kg
アスリート 70kg

体重45kg

初心者 10kg
初心者プラス 21kg
中級者 36kg
上級者 54kg
アスリート 76kg

体重50kg

初心者 12kg
初心者プラス 24kg
中級者 39kg
上級者 59kg
アスリート 81kg

体重55kg

初心者 14kg
初心者プラス 26kg
中級者 42kg
上級者 63kg
アスリート 86kg

体重60kg

初心者 16kg
初心者プラス 29kg
中級者 46kg
上級者 67kg
アスリート 90kg

体重65kg

初心者 18kg
初心者プラス 31kg
中級者 49kg
上級者 70kg
アスリート 95kg

体重70kg

初心者 20kg
初心者プラス 33kg
中級者 52kg
上級者 74kg
アスリート 99kg

体重75kg

初心者 21kg
初心者プラス 36kg
中級者 54kg
上級者 77kg
アスリート 102kg

体重80kg

初心者 23kg
初心者プラス 38kg
中級者 57kg
上級者 80kg
アスリート 106kg

体重85kg

初心者 25kg
初心者プラス 40kg
中級者 60kg
上級者 83kg
アスリート 110kg

体重90kg

初心者 26kg
初心者プラス 42kg
中級者 62kg
上級者 86kg
アスリート 113kg

体重95kg

初心者 28kg
初心者プラス 44kg
中級者 64kg
上級者 89kg
アスリート 116kg

体重100kg

初心者 29kg
初心者プラス 46kg
中級者 67kg
上級者 92kg
アスリート 119kg

体重105kg

初心者 31kg
初心者プラス 48kg
中級者 69kg
上級者 94kg
アスリート 122kg

体重110kg

初心者 32kg
初心者プラス 49kg
中級者 71kg
上級者 97kg
アスリート 125kg

体重115kg

初心者 34kg
初心者プラス 51kg
中級者 73kg
上級者 99kg
アスリート 128kg

体重120kg

初心者 35kg
初心者プラス 53kg
中級者 75kg
上級者 102kg
アスリート 130kg

ベンチプレスの挙上量と体重は比例する。

スクワットやデッドリフトほどではありませんが、体重の大きさによってベンチプレスの挙上量は変わってくるのがお分かりかと思います。確かに下半身や背筋ほどデフォルトで負荷がかかるような筋肉ではありませんのでそこまで大きな変化はありません。

体重といえど微々たるものです。しかし、体重60kg、100kgを比較すれば40kgほども違いますからここまで重量の差があればさすがに挙上量も変化していきます。

では、なぜ体重が重いほど有利なのでしょうか?ベンチプレスの場合はスクワットやデッドリフトほど体重の力が使いにくいですが、軽くブリッジを効かせたり、膝へ負荷を少し分散させたりしますので、この辺りが体重が関係してくるのではないでしょうか?

ですので、痩せている状態でベンチプレスにチャレンジすることで挙上量が伸び悩むのであれば一度太ってみるのも打開策の一つかもしれません。目標重量は自分の体重に合わせて、初心者からクリアしていけばよいでしょう。

パーソナルトレーニングジム-24/7

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