みなさんこんにちは!
ベストボディナビの佐藤です^^
トレーニングを始めたてはとりあえずやってみることが重要だと思います。あまりにもトレーニングの形にこだわりすぎてしまうのも問題ですからね。初めのうちは可動域とかもそこまで意識せずとにかく種目に触れあって慣れていくことが重要です。
ただ、自己流でやり続けるのはおすすめしません。
たとえば、筋肉の成長を伸ばすには可動域を広くすることがポイントだと思います。自分ではベンチプレスの挙上量が100kgを超えていたと思っていてもよく見たら可動域がほとんどなかったとか…
ブリッジを効かせて、しっかりと胸まで落とし、そこから挙上。これで初めてベンチプレスが出来たといえます。半分しか落としていないのはちょっと違いますよね…もちろん、神経を慣らすという意味ではいいのかもしれませんけど。
可動域と同じように注視すべきところはバーの握り方です。特に、デッドリフトのように握力を消耗しやすいような種目であればどのような握り方をするかでトレーニングの効果というのはやはり変わっていきます。そこで今回はデッドリフトの握り方についてお話しします。
デッドリフトの握り方は二種類あるって知ってました?
はい、デッドリフトには実は握り方が二種類あるんです。ハッキリいってどちらの握り方でも実践することはできますし、質の高いトレーニングもその人次第になります。その中で、それぞれの特徴や個人的に思うことについてお話ししたいと思います。
1.オーバーグリップ

僕がジムで見る人のほとんどがこの握り方です。バーベルを手前に置いたら、順手でバーを握ります。そのままで挙上してデッドリフトを行います。これのメリットは両手均等に負荷をかけられる点です。デメリットはストラップやパワーグリップを使用しないと、高重量の場合はホールドしきれず指が外れるリスクが高いです。よほど握力が強くないと大きな重量を上がらないでしょう。
2.オルタネイトグリップ

オルタネイトグリップは、片手を順で、もう片方の手を逆手にする握り方になります。これのメリットは両手にかかる負荷を左右分散することが出来るのでかなり大きな重量でも素手で持ち上げることは可能です。一方でデメリットは、異なる握り方をするので負荷も異なるところ。常に同じ握り方をしていると前腕の筋肉の付き方も左右異なってきますから、オルタネイトグリップを行う場合は交互に両腕の握り方を変えていくことをおすすめします。
その他デッドリフトのグリップについて思うコト。

1.グリップの幅
デッドリフトは色々なバリエーションがあります。通常のデッドリフトの場合は足幅肩幅程度に開き、ふくらはぎの側面に手が来るような握り方をします。しかし、スモウデッドリフトのように足幅を広くしたバリエーションの場合は肩幅程度の手幅を作りグリップするとよいでしょう。
2.握力強化は重要か?
デッドリフトは握力が強いほうが有利であることは否定しませんが、デッドリフトをやるために強い握力が必要な人は相当な重量を扱う人が対象となります。それこそ、100kg~150kgぐらいであればそこまで意識しなくてもよいは話です。
何故なら、これぐらいの重量なら50kgの握力でも十分上げることができます。オルタネイトを使えば素手でも行けますし、それこそストラップを使えばサクッと持ち上がると思います。それに、デッドリフトで使う握力はデッドリフトをやっていれば付きますし、ハンドグリップなど一発ガツンと握るクラッシュ力よりも握る続けるホールド力のほうが重要ですからね。
ということで、握力は無理に鍛えなくてもデッドリフトのトレーニングにはそこまで支障はないと思います。