ミリタリープレス(オーバーヘッドプレス)の効果的なやり方を解説します。

本日は、

ミリタリープレス、別名オーバーヘッドプレスといいますが、

これについて解説したいと思います。

スポーツジムや公共のスポーツ施設に行けば必ずと言ってよいほどあるマシンがショルダープレスです。私もジムに通う前は公共団体のスポーツ施設でよくショルダープレスをやっていました。豊島スポーツプラザとか、フリーウエイトは乏しいですが、結構きれいです。

マシントレーニングであれば大体の人はやっているでしょう。シートに座ってバーを握り上に押し上げる、非常にシンプルで重たい重量が挙げられるようになってくると楽しいですよね。

しかし、そんなショルダープレスにもバリエーションがあります。

マシンだけでトレーニングをされていたのであれば、今度はダンベルやバーベルなどフリーウエイトを導入されるのはよいと思います。フリーウエイトの場合はマシンとは異なった負荷、たとえば、バランスを安定させる軸を作用する。

これにより、細かい筋肉軍を使用しますからまた違う効果が得られるのです。実際マシンで多くの重量を挙げられたとしてもフリーウエイトでは大きな重量は挙がらない場合も考えられます。

そこで、今回はフリーウエイトで行う、ミリタリープレス(オーバーヘッドプレス)についてお話ししたいと思います。

ミリタリープレス(オーバーヘッドプレス)とはどんなトレーニングなのか?

ショルダープレスといえば、肩の位置にバーベルを構え、そこからプッシュするようにウエイトを垂直に持ち上げるトレーニングです。この中にアーノルドプレスのように回転を効かせて負荷を変える種目などもありますが、ミリタリープレスは通常のショルダープレスと一体何が違うのでしょうか?

ショルダープレスの挙動

まず、ショルダープレスの動きから見ていきましょう。マシン、ダンベル、ケーブル、いずれにしろいえることですが、基本となるのは肩の位置からスタートし、膝にやや余裕を持たせ三角筋が完全にスクイーズしきらず、力がかかっている位置で止めるのが特徴です。

何故、このようなフォームで行うのかというと、膝に余裕を持たせた状態でフィニッシュすることで、僧帽筋にエネルギーを逃がさず、三角筋にキープしたままでいやすいからです。これも、ストレッチとスクイーズがかけられていれば、肩がパンプアップします。

オーバーヘッドプレスの挙動

一方で、オーバーヘッドプレスの場合はショルダープレスと考え方が逆で、すべて伸ばしきります。ウエイトを肩の位置に構えたら、肘を伸ばしきりウエイトを頭上まで持ってくる種目になります。これにより肩が上がってしまったら僧帽筋に負荷が逃げます。

ただ、マックスまで挙げきるからと言って必ず僧帽筋に負荷が逃げるかというとそうでもありません。フォームを守っていればしっかりと三角筋に負荷をかけることができます。では、この種目のメリットは、重量をマックスまで挙げきることで三角筋のスクイーズを行いやすいというところです。

また、高重量で行うときは背筋や僧帽筋の力で分散し、チーティングを使いやすいというメリットも考えられます。そのため、どちらが良いか?というのではなく、刺激の変更ということでいずれも取り入れていけばよいのではないかと思います。

ミリタリープレス(オーバーヘッドプレス)の効果的なやり方について解説します。

スタートポジション

パワーラックや床引きでもよいのでバーベルをセッティングし、握り方はサムアラウンドグリップ(指が正面を向く)でオーケーです。手幅は拳が肩の位置に来るような感じにするとよいです。開き過ぎ、閉じすぎは肩ではなくほかの部位へ負荷を分散する可能性がありますので程よく手は幅をとります。

トップポジション

直立して肩の位置に構え、そのままウエイトを真っすぐ頭上まで持ち上げます。このとき背筋を反り鎖骨の位置から弧を描くように頭上までバーベルを持ち上げ頭は少し前に来るように行います。注意点としては胸から持ち上げる際に斜め前に挙上しないように。これはミリタリープレスとは異なる挙動です。

しっかりと頭の上まで持ってくる際に肘ロック、三角筋はスクイーズ、これを意識しましょう。

ボトムポジション

挙上したら次は降ろす作業です。持ち上げるときはスッと素早く行い、降ろすときはゆっくりと負荷を体感しながら降ろしていきます。筋肉はポジティブ(挙上)のときよりも、ネガティブ(下降)のときのほうが作用しますので本来ならば意識すべきところはネガティブになります。

スピードの割合としては、ポジティブːネガティブ=1:3の割合を意識するとよいです。たとえば、1秒で挙上しているのであれば、下降するときは3秒かけて行うとか。そんなイメージで行うと負荷もしっかりとかかり、いつものトレーニングよりも辛く効果的に行えます。

ミリタリープレス(オーバーヘッドプレス)が三角筋に効かない?

ミリタリープレスを行っても三角筋には負荷がかからず、どちらかといえば、僧帽筋に効いてしまうという現象。これは肘を伸ばしていると同時に、肩を上にあげていることが考えられます。もちろん、動作の関係上、多少僧帽筋に負荷がかかることはご愛敬。

としても、全く三角筋が鍛えられず、僧帽筋ばかり鍛えられてしまうのは少し問題があります。

考えられる要因としては肩を上げる挙動でトレーニングを行っていることです。三角筋効かせたい場合肩の力点を固定する必要があります。ところが、ウエイトを持ち上げたいがあまり、力点が固定されず上下に動いてしまうとうまく三角筋に負荷が乗らないことが考えられます。

では、どうすればいいのか?

肩をできるだけ下げた状態からスタートし、肩がしっかりと収縮されることを体感しながらウエイトを持ち上げていく。この時の三角筋の収縮が意識できていないと、ショルダープレスだろうと、オーバーヘッドプレスだろうとトレーニング効果は薄いのではないかと考えられます。

あとは、重たい重量で行って、チーティングを使いすぎていることも三角筋に効かせられない要因です。筋トレで重要なのはとにかく重たいものを持ち上げて挙上量を更新していくというのも一理ありますが、それよりもやはりどれだけマッスルコントロールができているか?

筋肉にしっかりと負荷を乗せることができているか?ということです。いくら重たい重量で頑張ってもターゲットとなる筋肉がほとんど作用していなければあまり意味はないですし、逆に60%ぐらいの重量だとしても十分に負荷がかかっているならこれは価値があるトレーニングです。

このように、オーバーヘッドプレスに限らず、筋トレはマッスルコントロールができているか?を考えながらトレーニングをするだけでも効果というのは全然変わってくるはずです。

ミリタリープレス(オーバーヘッドプレス)の注意点

最後に、ミリタリープレスの注意点についてサクッと語って終わりたいと思います!

1.手首

ベンチプレスなど、大きな重量でやる場合は特に起こりがちです。プレス系の種目は手の甲の上にバーを乗せて手首と肘で支える形を作りますが、重い重量で行うと手首が負けることが多いです。無意識に行っている人も多いですが、手首が負けて猫の手のようになるとバランスが不安定になります。

手首が整っているだけでバランスをとるのが簡単になりますのでこれは意識して改善しましょう。もし、素手で行ってどうしても改善されない場合はパワーリストバンドを装着して強制的に手首が負けないような状態にしておくと良いです。

2.肘

肘も直角にします。ベンチプレスも同じことがいえますが、肘を直角にして固定するだけで不安定の度合いをある程度解消することができます。肘が直角ではなくブレてしまいますとバーベルを持った際不安定になりますので、必ず肘は直角に保ち固定しましょう。

もちろん、大きな重量でやればやるほど直角にするのも難しくなりますが、フォームが整っているだけでやりやすさも変わりますから細かいことではありますが、整えることを意識してみましょう。

3.重量の大きさ

重量選定は非常に大切です。ショルダープレスって意外と上がらなかったりするものです。ベンチプレス100kg挙がるからといって、ショルダープレス100kg挙げられるか?といったらまず無理なので40kgぐらいとかが意外と丁度良かったりします。

重量に関しては試し試しで大きくしていくとよいです。そして、10回ぐらい正しいフォームで行えるような重量で行うとよいですね。無理をすると横転、肩関節の損傷など怪我のリスクが懸念されますのであくまでも程よい重量で行っていきましょう。

4.呼吸

呼吸は筋トレの基本です。力む時に一瞬腹腔内圧の力を使ってパワーを増強するテクニックもありますが、ずっと息を止めているのは危険です。基本は挙げるときに吐き、降ろすときに吸う。これの繰り返しです。